形勢逆転?
アプリマーケットでトップを走り続けていたアップルの「App Store」ですが、その牙城が脅かされつつあるかもしれません。「アプリ登録数」で遂に、Google PlayがApp Storeを追い抜いたのです。
なにが悪かったのかと聞かれれば、アップルは決して悪くありません。登録数は着実に増加し、前年比で約1.5倍に増やしています。ただ、Google Playの強さが圧倒的でした。前年のなんと2倍近くに登録数を増やし、遂にApp Storeを抜き去ったのです。
もちろん審査体制の違いが理由の1つと言えるでしょう。App Storeの登録には事前に厳しい審査があることが有名です。アップルのポリシーに合わないもの。つまらないもの、不具合があるものはもちろん、似たアプリがある場合等でも審査に落ちます。逆にGoogle Playの審査は事後審査で、App Storeの審査と比較すれば甘いと言われています。
では逆に考えてみると、なぜ今までGoogle Playの方が登録数が少なかったのでしょうか。
Androidのシェアの方がiOSに比べれば圧倒的に多く、むしろ今までApp Storeの方が人気だったことの方が不思議なほどとも言えます。それは、利益が生まれるかという商業的な理由によります。アプリ自体の総ダウンロード数で考えると、当然Google Playの方が多いにもかかわらず、売上額では圧倒的にApp Storeの方が多いからです。
ゆえに、アプリを作成し売り上げを上げようと考える人は、iOS向けアプリを作るということ。
どちらのマーケットにもそれぞれに特徴があるわけですね。これからアプリを開発する人は、今まで以上にプラットフォーム選びが重要になりそうです。
source:Mashable , applefigures
(小山和之)