日本の住居はウサギ小屋なんて海外の人から言われていますけど。
世界の住居事情も変わり、ニューヨークなどの大都市では狭いマイクロアパートに住む人も年々増えてきています。そんな狭いアパートを、いかに快適にするかということで、さまざまなアイディアが登場しています。たとえば、スライド式の仕切りで間取りを自由にアレンジできるスタイル。
これはスペインの建築事務所PKMNの若手建築家がデザインしたAll I Own house。アパートの部屋が2つに分かれていて、ひとつはオープンスペースもうひとつは、間取りを自由に変更できるスペースになっています。
配向性ストランドボードで作られた3つの収納棚は、スライドさせると壁代わりになって、キッチン、ベッドルーム、ミーティングルーム、ウォークインクローゼット、お風呂場、瞑想ルームなど、あっという間に必要なスペースを作ることができます。ベッドやキッチンテーブルは、仕切り部分に組み込まれているから、こんな風にパタンと出したり収納したりできますよ。
お風呂場はこんな感じ。
間取りを変更できるスペース全体を隠すボードもあるから、こんな風にくつろぐこともできるんです。
それぞれの仕切り棚は、めいいっぱい物を詰めると内容にもよりますが最大800kgぐらいの重さになると想定されているようなので、動かすことを考えつつ収納しないとですね。
いちいち動かすの面倒だよ…と思うかもしれませんけど、思いのほか便利そう。押す作業が上腕三頭筋のエクササイズにもなって二の腕がホッソリするかも?
source:PKMN Architecture; Dezeen
Kelsey Campbell-Dollaghan - Gizmodo US[原文]
(junjun)