エアバッグもないしね…。
地球の動きが止まったらどうなるかなーって、考えたこと有りますか? 地球って1日1回転してるってことはそれだけでも結構なスピードで動いてて、車なら時速1,000マイル(約1,600km)出してたのが急ブレーキ踏むような感じです。間違いなく即死ですね。
でも怖いのはそれだけじゃないってことを、下の動画が説明してくれてます。
ポイントをまとめるとこうです。
- 人間は肉と骨のかたまりとして、ものすごいスピードで吹っ飛んで行きます。速度は緯度によって違ってて、赤道に近ければ秒速465m、サンフランシスコあたりなら秒速368mくらいです。
- 地球は北極・南極を軸に自転しているので、極に近いところにいる人は吹き飛ばずに数秒は生きられるかもしれません。ただしラッキーなのは最初だけです。
- 飛行機に乗ってる人も数秒間は生きのびられる可能性があります。
- ただし直後に巨大な嵐が起こって、結局吹き飛ばされるはずです。
- その風速は原子爆弾の爆風より強く、地球全体が火に包まれます。
- 爆風によって地殻が全部はぎとられます。
- 海が巨大津波のように盛り上がって、水という水が極に集中します。下の画像のシミュレーションのように、大陸の形が変わるほどです。
- 地球の中心の回転している核も動きを止めます。この回転がないと、地球を保護している磁場も消え去ります。そのとき地球上に生命が残っていても、太陽の放射線がすべてを殺してしまいます。
- さらに地球の半分はつねに太陽にさらされ、半分はまったく太陽光を受けなくなります。ということは太陽側の気温は上昇し続ける一方、反対側は凍りついていって、いずれにしても過酷な環境になります。
というわけで地球の動きが止まると、吹き飛ばされて焼かれて津波に飲まれて放射線にさらされて酷暑か極寒の二択に放り込まれる…ということがわかりました。なるべく止まらないでほしいですね、地球。
Jesus Diaz - Gizmodo SPLOID[原文]
(miho)