この記事はImmaculate Infatuationの寄稿として、Insagramアカウントとハッシュタグ#EEEEEATSを参照にしながら、見てるだけでお腹が空いて涎が垂れそうな写真の撮り方を解説していきます。
去年の夏に #EEEEEATSのハッシュタグが使われるようになってから(そして約5万枚の写真がアップされた)、「どうやったら美味しそうな食べ物の写真が撮れるの?」「どうやったら今週の#EEEEEATSに入れてもらえるの?」さらには「なんで私を無視するの?」といった質問を数多くもらうようになりました。
なのでこれらの質問への答えの代わりに「モバイルフードフォトグラファー」のエキスパートになる方法(もしくは、レストランで一番うざい奴になる方法)を簡単に説明していくことにします。
以下のステップに従えば、きっと#EEEEEATSに選ばれるようになるはず!
視点を考慮する
まず最初に食べ物を撮影したいと思ったら、構成を決める所から始めます。
このどでかいパストラミビーフサンドイッチの実際のシズル感をインターネット上で明確に表すにはどうすれば良いんだろう?
この作業は恐らくもっとも重要であると同時に、最も見落とされがちなところです。
何も考えずにスマートフォンをパッと持って、ササッと撮らないこと。
隣のテーブルのカップルの視線など気にせずに、時間をかけて考える事が大切です。
トップダウンメソッド
食べ物写真の構図で最もポピュラーなテクニックとして「トップダウンメソッド」があります。ほとんどの写真が、食べ物は写真の真ん中に配置、周りの余白も均等に撮るようにしています。
この手の写真を撮る上で最も簡単(そして一番良く見える方法のうちのひとつ)な方法は、立ち上がってダイレクトに食べ物を見下ろすように撮影することです。この方法で完璧なシンメトリー、そして柔軟な画角を手に入れることができます。
できれば混雑してる、カジュアルなレストランで撮影するのが良いでしょう。
フレンチのレストランなら「お座りになってくださいね。(あなたバカですか?)」と注意されてしまいますからね。
近づいてみる
トップダウンメソッドをマスターしたら、パスタのお皿も撮ってみましょうか。
かなーり近づいてみましょう、画角のほとんどを食べ物で埋まり、食べ物のディテールが見えるくらいになるはずです。
これは少しトリッキーなショットなのですが、良いライティング環境で、かつ焦点が完璧に合った時のみ有効です。
これらの条件が整わないならおすすめしません。
ライティング
では、どうやったら前述のような素晴らしいライティング環境にできるのか?
これはレストランの場所に依存します。
ライトが近いかもしくは窓際の席を選ぶようにしてみましょう。そしてきついライトの光が直射するような場所は避けましょう。なぜなら光が多すぎると写真を殺してしまうからです。
そして最後に、食べ物の写真を撮影する時は絶対にスマートフォンのフラッシュを使わないようにしてください。
もしどうしても光が足りないようであれば、2台目のスマートフォン(友だちや家族の者を借りたりして)のフラッシュライトのアプリを使って食べ物のあたりを照らしましょう。
ピントを合わせる
ちょっとでも写真がピンボケていたら、もうそれはアウト。全然ダメです。Instgramにアップしようと思わないでください。
もしあなたが前述のライティングテクニックを身につけたなら、ピントがばっちり合う可能性がグッと高くなります。
ポイントは、カメラをとにかく動かさないようにし、スマートフォンのスクリーンを軽くタップしてピントを合わせること。
とにかく動かないでくださいね。
写真がクリアになった瞬間、撮影します。
このまま写真を何枚か撮ると写真の選択肢が増えますよ。
食べ物を宙に浮かせてみる
食べ物写真がプロ級になったら、今度は新しい構図テクニックを試してみましょう。
スモーガスバーグ(ブルックリンの屋台村)で撮影された、ニューヨークの街並みが背景のラーメンバーガーの写真を見たことはある?
Instagramのフィードの中で去年の夏に流行ったこの構図(訳者注:もちろん日本では流行ってません)アマチュアの食べ物写真の全く新しいカテゴリを生み出したといっても過言ではありません。
宙に浮いた食べ物は食べ物写真においてスラムダンク的な手法ですが、単純に食べ物をつかみ、良い感じの屋外の風景の前に置いて、パシャッと撮影するだけ。
食べ物の背景は水平になるように気をつけてください。みんなが食べたいと思うものを撮る
このノウハウは頭が悪そうに聞こえるかもしれないけど、世の中には驚くほど沢山のメシマズ写真が存在しています。
悪いけど、あなたがランチに食べた貧相なターキーラップのクローズアップ写真なんて誰も見たくないんだ。
「いいね!」が欲しければ、ロブスターロールやハンバーガー、チキンウィング、ドーナツ、タコス、半熟卵がとろ〜りした感じの何かなど、誰が見ても美味しそうな写真を選びましょう。
実際はどんなに味が良くても見た目が食欲をそそらない写真は避けるようにしてくださいね。
もし、100いいね!が欲しければ、今まで説明したことは全て無視してニューヨークの伝説の「クロナッツ」を買いに走るのもひとつの方法です。
mayumine(MIKE MIGNANO - IMMACULATE INFATUATION/米版)