これが未来か。
本? 読みますよ。小説だってエッセイだって伝記だって。写真集も雑誌も見ます。ただ、その「本」が物理的に紙でできた本かどうかは別のお話。紙の本はどんどん減っていくでしょう。ほら、こんな図書館もオープンしましたし。
米国はテキサス州サンアントニオに新たにオープンする公共図書館Biblio Techには、紙の本がありません。本がない図書館。ブックレス図書。テキサス州ベア郡全体で予定されている、本無し図書館建設計画の先駆けとして、この秋にオープン予定。紙の本の代わりにあるのは、もちろん電子書籍。自分自身の電子リーダーを持っていなくても、図書館が2週間単位で貸し出ししているので、どんな人でも利用が可能です。図書館内にはもちろんパソコンルームも完備。
学術資料を扱う図書館では、紙の本を用意しないスタイルに鞍替えしているところも多くありますが、サンアントニオの図書館は、スタートから一切紙の本を置かない図書館第1号を目指しています。担当者のNelson wolff氏は、電子リーダーの貸し出しに関しても実に前向き。「ユーザーの名前や住所はわかっています。本を2週間貸し出すのと同じですよ。それに2週間で電子リーダーは電源がきれてしまいます。持っていたって仕方がないでしょう。」と話しています。
本無し図書館第1号、ここが上手くいくかどうかで流れができそうです。さてさて。
電子書籍に関する関連記事です。合わせてどうぞ電子書籍先進国・アメリカではどのくらい読書する? 電子書籍率は?
【BEST of 2012】今年発売の最重要タブレット10選
1分間に250ページ! 大日本印刷と東京大学が開発したブックスキャナーが2013年に実用化(動画)
Kindle Paperwhite 3Gをさっそくアンボックス!
[San Antonio Express via DVICE]
photo credit: Jules Holleboom via photopincc
そうこ(Eric Limer 米版)