昨日のiOSの父スコット・フォーストール氏、アップルを去るという記事に、すごく驚いた方も沢山いると思います。一体何が起きたのでしょうか?
ウォール・ストリート・ジャーナルによると、スコット・フォーストール氏はアップルマップの「欠陥を公式謝罪する文面にサインをするのを断った」後にアップルから去るように言われたそうです。フォーストール氏はそれまでアップルがやってきたように謝罪の言葉は無しで、マップアプリの現状について説明したかったようですが、ティム・クック氏は謝罪が必要と考え、フォーストール氏はアップルから出て行くことになりました。
フォーストール氏は15年間アップルで働き、iOS開発の中心人物でもちろんマップやSiriにも関わっています。しかし一方で、他の役員と衝突していた事も伝えられています。彼は一緒に働き辛く、アップルのカルチャーに合わせようとしなかったのだそうです。マップアプリの失敗と謝罪しない事が最後のきっかけとなったのでしょう。
アップルの公式謝罪文(結局サインしたのは、ティム・クック氏でした)は、他のアプリをDLすることを推奨しており、それまでのアップルでは考えられないことでした。謝罪を拒否するというのは、言うなればジョブス的な考え方だと思いますが、それを主張したフォーストール氏は追い出されてしまいました。
次期CEOとも言われていたんですけどね。
[WSJ]
mio(英版)