相対論的重イオン衝突型加速器(RHIC)で月曜、ギネス記録を塗り替える高温が確認されました。どれだけ熱いかというと...
太陽の中心の25万倍。ジュ~。瞬死ですね!この超高温は、地下で金の原子核(原子の中でも陽子と中性子から成る正電荷を帯びたパート)を光速近いスピードで衝突させ、実現しました。いわば粒子学者のNASCAレーストラックみたいなもんですね。違うのはレース後はシャンパン...ではなく、記録的高温のクォークスープ(クォークとグルーオンからなるクォーク・グルーオン・プラズマ:QGP)が生まれることぐらいで。
今から140億年近く前に起こったビッグバン後の宇宙はほんの一瞬、この亜原子粒子でできる原始プラズマで満たされていた、と科学者の間では考えられているんですよ。
気になる新記録の高温は...
摂氏4兆度(華氏7.2兆度)。いや~どうやって測ったんでしょうね。創造どころか、想像もつきませんよ。因みに検索してみましたら2010年にも『RHICで4兆度の超高温状態を実現』というリリースが出ていて内容も同じなのですが、今回は何が違うんでしょうね??
いずれにせよ、スイスのCERNのLHCはもうじきこの記録すらも破る見通しです。
LESLIE HORN(原文/satomi)