かわいらしい赤ちゃん、のようで実は...。
警察官が、「この暑いのに、赤ちゃんが車の中に閉じ込められてる!」と通報を受けました。そして現場に到着すると、赤ちゃんを助けるには車の窓を割るしかないと判断し、その通り実行しました。そこまではよかったんです。
ただ、助け出したのは赤ちゃん...ではなく、赤ちゃんそっくりの人形だったのです。
その事件はイギリスのワークソップという町で起こりました。問題の車はヴィクトリア・クリストフィスさんのもので、そこに閉じ込められていた「赤ちゃん」はその娘のシャネルちゃんに買ってあげたばかりの「リボーン・ドール(Reborn Doll)」、サムちゃんでした。冒頭の写真で抱かれているのがサムちゃんです。
このリボーン・ドール、肌にはうっすら血管が透けて見えたり、抱こうとすると微妙に反動で動いたり、非常にリアルにできています。写真で見ても、小さな赤ちゃん特有のぷにぷに・グンニャリ感が再現されているのがわかりますね。なのでこれまでにも、シャネルちゃんがこの人形を振り回しているのを見かけた人がヴィクトリアさんにすごい剣幕で注意しに来たことがあったりしたそうです。ヴィクトリアさんいわく、サムちゃんは「この町ではちょっとした有名人」なんだとか。
ちなみに、リボーン・ドールは1990年頃からリアルさを求める人形愛好家によって作られ始めたものです。リアルにすればするほど制作には手間がかかるので、価格は数百~数千ドルになることもあるそうです。ちょっと検索したところでは、日本にも愛好家が出現しつつあるようなので、我々もそのうち見かける機会があるかもしれませんね。触ってみたいけど、ちょっと怖いような気も...。
[Daily Mail、Image Credit:Ross Perry Agency]
Kwame Opam (原文/miho)