こうなってくるとそのうち誰でも月世界を体験できるようになるってことですか?
NASAが1000日後にヒューマロイドを月に送り込もうとしています。地球にいる科学者がモーションキャプチャースーツを着用することによって、このヒューマロイドを遠隔操作することができます。科学者は地球にいながら、あたかも月にいるような感覚を味わうことができ、思う存分研究ができるとのこと!
今までの月面探索では、宇宙飛行士を月に送り込み限られた時間の中で科学者から指令をうけて調査をしていかなくてはいけませんでした。
アポロ15号は初めてルナローバ(月面車)を使用したミッションであり科学調査が主体であったため、任務にあたった宇宙飛行士は地質学者Leon Silver氏の訓練を受けました。この訓練のおかげで、宇宙飛行士達は効率よく行動でき、科学的な目で自分達が何に注目すべきかを見る事ができました。その結果、宇宙飛行士達によって多くのサンプルが地球に持ち帰られ、科学者達が自分達の研究を確認するための大変貴重なサンプルとなりました。もしヒューマロイドを月に送り込み、科学者達自身での探索が可能になったら、それは全ての科学者を実際に月に送り込むのと同じくらいの意味があります。科学者達が彼ら自身で探索し研究の対象となるサンプルを探すことができるのです。遠隔操作はほんの3秒くらいのタイムラグだそうですよ。
1000日後にヒューマロイドを送り込む、人間を送り込むミッションよりか単純なのでこの1000日という数字はなかなか真実味ありそうです。さらに実際に人間を送り込むよりコストも安くですむのではないでしょうか。宇宙飛行士の命の安全のための多くのシステムが不要となればその分コストが少なくてすみますし、そのシステムを積む必要がなければ容量全体が軽くなる、ということはそんなに大きなロケットを作る必要もないのでは。
月面旅行の新たな歴史の始まりとなるのでしょうか?
続きにプロモーション(?)動画を置いておきますね!Jesus Diaz(原文/そうこ)