驚くほどフランクで斬新なスティーブ・ウォズニアック特別インタビューが『Daily Telegraph』に載ってます。
ファンボーイのこと、株のオーバーバリュエーション、新製品、iPhoneの規制などなど。アップルの過去・現在・未来を知る金言がザックザクですけど、中でも目を引いたのが「iPodの成功はもうじき終わる」という予言です。;
「iPodもナンバーワンで、なんだか随分と長生きしてきた。トランジスタラジオやウォークマン振り返ってみると、あの手のものはしばらく生きて死ぬんだよね。みんな1個か2個か3個持ってます、みたいな。どこ行ってもそれが目につくところまで行って、値段がすごく安くなって、そしてあまり売れなくなる」
どんな超素晴らしい製品にも寿命はあるってことでしょうね。ウォークマンやトランジスタラジオの昔とは家電市場の状況も違うので、まだまだ長生きするとは思いますけど。まあ、それが分かってるからアップルもiPhoneとかiPod touch投入してブームを長持ちさせようと頑張ってるんでしょう。
アップルの判断を疑ったことがなくて、アップルの失敗は何がなんでも弁護するファンボーイズムについては、こんな風に思ってるようです。;
[スティーブも僕も]宗教みたいに思われるのは好きじゃない。ユーザーには次世代(の製品)に影響を与える存在でいて欲しいと思ってる。宗教だと何一つ異を唱えて盾突くことは許されないからね。僕は自分たちのカスタマーにも盾突いてもらいたい。
アーメン。 iPhoneではSDKが出ないうちから非公式のサードパーティーのアプリの業界が花開いて、今もたくさん出てきて開発をめぐる規制の問題を解消してくれてますし、カスタマーの中には盾突いてる人も既にいますよね。
以下は、iPhone SDKの制限とグーグルAndroidの対比のくだり。;
企業が非常にプロプリエタリな体質で、製品に鍵を掛けてしまっている状況では、カスタマーは欲しいものが全部手に入らない。僕だったら許可された以上にパワフルなアプリが書きたいと思うよね」
ごもっとも…。インタビュー全文(英文)は以下リンク先で見てね。
Jesus Diaz(原文/訳:satomi)
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