
PX4 は 本格的なオートパイロットシステムです. 世界中の産業界・アカデミアの開発者によって開発され,世界中のコミュニティによってサポートされており,レーシング用ドローンや運送用ドローンのみならず地上から潜水艇まで,様々なビークルに用いることができます.
Tip 本ガイドはPX4を搭載した機体の組み立て・設定から安全な運用までに必要なすべての情報を含んでいます.
Note 本ガイドはまだ作成途中です! そのため,PX4のすべてをまだカバーしていません.
さあ、はじめよう はすべてのユーザーが読むべきです! 本章は,様々な機能(フライトモードや安全機能) や利用可能なハードウェア(フライトコントローラ,機体,テレメトリーシステム,無線機) など,PX4の概要について説明しています。
あなたが実現したいことに応じて,次の情報が本ガイドの活用に役立つと思われます:
既にドローンを持っていて,すぐ飛ばしたいという方:
PX4をサポートした,Ready To Fly (RTF) の機体を持っている:
- 基本設定 では,ファームウェアを最新版に更新する方法・メインセンサー (コンパス, ジャイロ/IMU, 機速計etc.) のキャリブレーション・RC装置や安全機能のセットアップについて説明しています.
- フライト では安全に飛行させる方法や,起動・フライト中に発生した問題への対処方法など,飛行に欠かせない事項について説明しています. また,フライトモードに関する詳細についても解説しています.
PX4準拠のドローンを手作りしたい方:
Tip "サポートされている" 機体のリストは 機体構造一覧にあります. これらの機体はテストされており,調整された設定値をQGroundControlを通して書き込むことができます.
機体を手作りしたい方:
- フレームの選択 - 機体の組み立て では,すべてのサポートされているフレームが列挙されており,機体を構築するための詳細な情報が提供されています.
- フライトコントローラの選択 - さあ、はじめよう > フライトコントローラ と オートパイロット用ハードウェアを参照のこと.
- 基本構成 では,重要な周辺機器を,オートパイロット用機器にどのように接続するか,説明しています.
- 基本設定 では,ファームフェアのアップデート方法と,機体構造に応じた設定方法について説明しています. また,本章ではメインセンサー (コンパス, ジャイロ/IMU, 機速計etc.) のキャリブレーション・RC装置や安全機能のセットアップについても説明しています.
飛行させる準備が完了したら, フライト 章を参照してください.
標準機を改造する場合:
フライトコントローラや,基本的なセンサの改造については上記の通りです. 新しいセンサを使用したり,飛行の特性に影響を与える改造をした場合,以下を参照してください:
- 周辺機器 では,外部センサを使用するための追加情報を記載しています.
- 基本設定 ではメインセンサのキャリブレーションについて説明しています.
- 応用設定 はより良いチューニング・再チューニングに役立ちます.
PX4を新しいハードウェアで動かしたり,プラットフォームを拡張したい方:
- PX4 Developer Guide ではフライトアルゴリズムの改造や,新しいモードの追加,新しいハードウェアの追加,PX4の外部からの通信,さらにPX4の開発への貢献などについて記述しています.
開発コアチームや,開発者コミュニティと,以下のフォーラムやチャットを通してつながることができます.
- PX4 Discuss (推奨)
- Slack (sign up)
もしPX4に関して問題を発見した場合,まず 上記サポートチャンネルに投稿してください (PX4の問題ではなく,機体の設定等が原因かもしれないため).
そして,開発チームから指示があった場合, こちらのGithubにて,問題が報告されるかもしれません. その場合, フライトログや テンプレートで要求された情報をアップロードすることができます.
コードや,ドキュメントについて貢献する方法は,開発者ガイドに記載されています:
PX4のコードはBSD 3-clause licenseの下で,自由に使用・改造することができます. このドキュメントはCC BY 4.0ライセンスの元に管理されています. For more information see: PX4 Development Guide > Licences.
本ライブラリで使用されている,以下のアイコンはそれぞれ個別にライセンスされています (以下をご参照ください):
placeholder アイコンは Smashicons www.flaticon.com によって CC 3.0 BYの下でライセンスされています.
camera-automatic-mode アイコンは Freepik www.flaticon.com によって, CC 3.0 BYの下でライセンスされています.
PX4 flight stackは, Dronecode Projectの管理の下でホストされています.