BIOSレベルのハードウェアRAIDを使用する場合
ハードウェアRadi1の構築
- BIOS 起動時に F11 を押して「System setup」でSATA Controller を RAID mode に選択
- BIOS 起動に、SAS Configuration の文字が出た所で、「CTRL + C」 で RAID 構築画面に行き、
ディスクを 2つ選んでRAID1を作成後に、syncronize raid1 を実行
上記構成で、CentOSインストール後に再起動したらOSが立ち上がらない場合
CentOS6.3の場合
Probing EDD(edd=off to disable)...
で止まってしまっています。
解決策
- ブートローダー起動時に素早くescキーを押す。
- 起動するメニューを選択し、eキーを押す
- Kernelの行を選択し、eキーを押す
- 編集行の最後に edd=offを追加してエンターキーを押す
- bキーでブートする
- OS正常起動
- OS正常起動後、/boot/grub/grub.confにもedd=offを追加しておく
CentOS5.8の場合
CentOS5.8の場合は、上記edd=off設定を行なってもOSが起動しません。
root (hd0,0)
Filesystem type is ext2fs, Partition type 0x83
kernel /vmlinuz-2.6.18-308.24.1.el5 ro root=LABEL=/ edd=off
[Linux-bzImage, setup=0x1e00, size=0x193551]
initrd /initrd-2.6.18-308.24.1>i<.el5.img>/i<
[Linux-initrd @ 0x7ebc000,0x63e9c bytes]
上記のようなエラーが出続けます
解決策
- BIOS起動時にF2キーを押してSystem Setting画面を出す
- SATAのモードをRAIDではなくATAに変える(SAS Configrationはそのまま)
- STATの設定で、全てのポートをOFFにする
これをしないと再起動時に「Strike the F1 key to continue, F2 to run the setup utility」というプロンプトで止まります。f1キーを押せばOSがブートしますが自動起動するために上記設定が必要です - 再起動
- OS正常起動
上記の原因
Kernel2.6とGRUB(ブートローダー)のバグのようです。BIOSからEDD (Enhanced Disk Device)のパラメータをカーネルが受け取ってしまうとブート途中にフリーズしてしまうようです。
CentOS6.3では、edd=offで回避することが可能でした。CentOS5.8とR410の組み合わせでは無理なようです(他のハードウェアでCentOS5系でも起動した情報はありますが)。CentOSではR410のBIOSレベルでのSATAのRAIDモードは諦める必要があります。