2013.01.28 11:48 更新
2013.01.28 取材
Unicomp, Inc.(本社:アメリカ ケンタッキー州)が製造する、“Model-M”ことバックリングスプリング機構搭載のキーボードが近く国内で販売再開される模様だ。タイプライターのような独特の打鍵感をもつ“伝説のキーボード”を気軽に手にできる機会がもうすぐやってくる。
米Unicompと国内某メーカーが代理店契約を締結、近く同社が製造する“Model-M”キーボードの国内販売がスタートする。以前「絵踏一のKeyboard 一点突破 Vol.1」でご紹介したIBM「1390131」と同様、バックリングスプリング機構を採用する製品だ。
ちなみに、Model-Mキーボードは1980年台からIBMが生産し、その後Lexmark Internationalへのキーボード部門分社化を経て、1996年Unicompに生産移管。現在に至るまで、当時そのままのスイッチ機構を搭載する製品の生産が続けられている。国内ではネオテックの秋葉原店舗閉店後は代理店販売を行うショップやメーカーがおらず、入手が難しかった。
往年の“Model-M”そのままの「Classic」。バックリングスプリング機構を採用する。画像は101配列だが、販売されるのは104キーモデルとなる |
販売されるラインナップは、往年のModel-Mそのままの大型モデル「Classic」、スリムなフレームを採用する「Ultra Classic」、「Ultra Classic」のMac配列版「Spacesaver M」、トラックポイント内蔵の「EnduraPro」など。いずれも104キー英語配列のUSB接続モデルで、カラーバリエーションはブラックとホワイトが用意される。価格は概ね1万円前後で、「EnduraPro」は1万円半ばほど。
販売開始は3月頃の見込み。なおUnicompのWebサイト上では、24日に代理店情報が更新されている。
文: GDM編集部 絵踏 一
Unicomp, Inc.: http://pckeyboard.com/