Noclipは、『ディスコ エリジウム』についてのドキュメンタリー映像を2カ月以内に公開する予定であることを発表しました。
泥沼の状況が続く『ディスコ エリジウム』
『ディスコ エリジウム』は2019年に発売されたRPGで、その独特で深みのある内容が好評を博しました。一方で開発者による告発騒動や、大量解雇とスタンドアロン拡張版の開発中止などでも耳目を集めていました。
2024年の後半になっても泥沼の状況は続き、『ディスコ エリジウム』元ライターArgo Tuulik氏がSummer Eternalを設立したものの、別の精神的後継デベロッパーを代理する企業から訴えられ、2025年4月まで同社関連の仕事をできなくなったことなども明らかになっていました。
ゲームの開発に関するドキュメンタリー
この度Noclipが発表したのは『ディスコ エリジウム』についてのドキュメンタリーですが、発表において同社はプロパガンダのツールにされないようにしてきたとその立場を表明。Robert Kurvitz氏とのやり取りが数年前から始まり、Aleksander Rostov氏とHelen Hindpere氏も後に加わったということですが、People Make Gamesによるインタビュー映像が2023年に公開されたことで一度はそのやり取りが中断していたことも明らかにされています。
2024年4月から再開したという本ドキュメンタリーの制作ですが、上記のPeople Make Gamesによるインタビュー映像については意見する内容ではないことが示されています。エストニアのタリンにてインタビューを実施したという本ドキュメンタリーでは、ZA/UM前身であるアーティスト集団の結成や、『ディスコ エリジウム』にインスピレーションを与えたというテーブルトークRPG、そしてゲームの開発やアートスタイルなどについて語られているということです。
『ディスコ エリジウム』のドキュメンタリー映像は2カ月以内に公開予定で、1本の映像となるかエピソードに分割されるかは未定だということです。