各地域での解禁時間も明らかとなった、11月21日(日本時間)発売予定の『S.T.A.L.K.E.R 2: Heart of Chornobyl』が、11月19日記事執筆時点でSteamで国内、グローバルとも「売上トップランキング」トップ3に入り、有料タイトルとしては実質1位となりました。
2022年3月、ロシアによるウクライナ侵攻の影響を受け「従業員と家族が生き残るために」開発中断が発表された本作は、2年以上の延期を経てついにファンのもとへ届けられることとなります。
ロシアで購入すればテロ支援とみなす可能性
『S.T.A.L.K.E.R 2』にロシア語版はなく、ロシア国内での発売もないとのことですが、ロシア国営通信社「RIAノーボスチ」によると、国家院情報政策委員会のAnton Gorelkin議員は、同作品がロシア国内で正式に販売禁止となる可能性に触れ「ゲーム開発者がウクライナ軍を支援しているという理由だけで禁止されるわけではない」と指摘。「ゲームに過激派やテロリズムの正当化、ヘイトクライムの扇動といった“反ロシア的”内容が見られた場合は、『S.T.A.L.K.E.R 2』の販売には非常に厳しい措置が取られる可能性がある」と述べています。法律顧問のMikhail Mushailev弁護士も、同作の購入は「(ロシアにとっての)敵対勢力」へのテロ支援と政府からみなされる場合があるとしています。
一方で「UNITED24 Media」によれば、開発元GSC Game Worldの創設者Sergiy Grygorovych氏は11月5日、自分の姓と同じロシアの主力フリゲート艦「アドミラル・グリゴロヴィチ」を沈めた者に30万ドル相当のロールスロイスを提供すると発表しました。その理由は自分の家名と同じ戦艦の存在は“恥”であるからだと動画インタビューで語っています。
『S.T.A.L.K.E.R 2: Heart of Chornobyl』は、Game Passにも対応し、PC(Steam/GOG/Epic Gamesストア/Windows Store)/Xbox Series X|S向けに(ロシアを除き)2024年11月21日発売予定。日本での解禁時間は11月21日午前1時です。
¥4,980
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