※UPDATE(2016/11/07): PS4 Proへの対応と国内での展開についてを追記しました。
E3 2016で海外向けに発表された、オレゴン州に拠点を置くSIE Bend Studio開発のPS4向けポストアポカリプスオープンワールドアドベンチャーゲーム新作『Days Gone』。大量のゾンビ描写で話題となった本作の現時点でのまとめをお届けします。
■概要
オープンワールドアクションアドベンチャーゲームとなる本作は、世界規模の疫病流行により多くの人が死亡した2年後の世界で、ワシントン州やオレゴン州などがあるアメリカ西海岸の太平洋岸北西部がゲームの舞台となります。プレイヤーは疫病に感染した知性のない人間“Freakers”(ゾンビではない)や様々なクリーチャー、そして野生生物から生き残りを図ります。
主人公となるがバウンティハンターのDeacon St. Johnで、絶望や希望、転換、損失、狂気、発見、友情、探索、兄弟愛、後悔、そして愛が物語として語られます。ゲームエンジンはUnreal Engine 4を採用しており、本作におけるグラフィックなどの細かな特徴は発表されていませんが、様々な天候の変化や昼夜サイクルが描写されます。なお本作は国内向けにも発表され日本語吹き替えトレイラーが公開。現時点での発売日は未定となっています。またPS4 Proにも対応し4K解像度とHDRをサポートします。
■ゲームプレイ
オープンワールドで展開される本作は、移動手段として非常に重要となるバイクを使い、森や雪原や牧草地、内陸部の砂漠などを走ります。発表時に公開された感染者Freakersには2種類が披露され、影から襲う単独のNewtsと呼ばれるものと大群で攻めてくるHordeです。
サバイバル要素も取り込まれているため、手に入れたアイテムから様々な武器や道具を作り出すことが可能で、ゲームプレイ映像でも車から取り出したオイル缶を用いてサイレンサーにする改造や火炎瓶などを披露しています。また本作のプレビューもあるのでこちらもどうぞ。
■SIEベントスタジオについて
アメリカのオレゴン州ベントに拠点を置くSIEのベンドスタジオはもともとEideticととして誕生したスタジオで、2000年に当時のSCEに買収されるまでに『Bubsy 3D』やステルスアクション『サイフォンフィルター』、『サイフォンフィルター2』を開発しました。
SCEに買収されてからも『サイフォンフィルター』シリーズをPSPとPS2向けに開発しつづけていましたが、2009年にはPSP向けにFPS『RESISTANCE ~報復の刻~(Resistance: Retribution)』をリリース。2011年にはPS Vita向けにアクションゲームの『アンチャーテッド 地図なき冒険の始まり』を、2012年に日本未展開のカードゲーム『Uncharted: Fight for Fortune』を制作していました。
今回発売となる『Days Gone』は、2007年の『Syphon Filter: Logan's Shadow』以来の据え置きハードでのタイトルです。本作と関係あるのかは現時点でも未確認ですが、2012年の時点でPS Vita向けのタイトルとしてテクニカルアニメーターを募集し、将来のプロジェクトでハード性能を押し上げを期待することが伝えられていました。なお同スタジオには、2016年1月に小島監督が訪れており、監督とスタッフの写真がTwitterに投稿されていました。
■トレイラー/ゲームプレイ映像
公式ゲームプレイ映像
■スクリーンショット
■製品概要
- 『Days Gone』
リリース日: 未定
対応機種: PS4
ジャンル: アクション
パブリッシャー: Sony Interactive Entertainment America
デベロッパー: Bend Studio
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※本記事は正式発表や新しい情報が見つかり次第、随時アップデートする予定です。