FUZE https://www.fuze.dj さまざまな人のアイデアがつながり、新たな文化を生み出す。次に来る世界は「インターネット・オブ・カルチャー(IoC)」。その中心から始まる、デジタルカルチャーを創り育てる人のためのメディア、それが『FUZE(フューズ)』です。ギズモードから初のバーティカルメディアが誕生します。 ja 人工知能が作る音楽に、人の心は動かされるのか。KMと考えるヒップホップとAI https://www.fuze.dj/2024/12/can-peoples-hearts-be-moved-by-music-created-by-artificial-intelligence.html Photo:堀哲平人工知能(AI)はたびたび擬人化され、「AIが人間の知性を超える」「AIに仕事を取られる」などと人間にささやかれ、恐れられている。その現象は音楽業界でも起こっていて、AIによる作曲や作詞が可能になったり、AI歌声合成ソフトに手が届きやすくなり、ディープフェイク音楽が出回ったり、音楽制作の形が大きく変わった。いま、人が音楽を作る意味はどこにあるのだろうか。今回は、生成AIを使った音 Thu, 05 Dec 2024 12:00:00 +0900 https://www.fuze.dj/2024/12/can-peoples-hearts-be-moved-by-music-created-by-artificial-intelligence.html ARTS & SCIENCE ヤタガイ オアシス再結成を祝う展覧会が都内で開催。ドキュメンタリー写真、コラージュが写し出す彼らの姿 https://www.fuze.dj/2024/11/oasis-exhibition.html 今年8月に突如、再結成を発表して世界中のファンを驚かせたオアシス。UKを代表するロックバンドである彼らのデビュー30周年を祝した2つの展覧会が都内で開催されている。10月31日に神保町・NewGalleryでスタートしたのは、1994年からオアシスを撮影してきた写真家のジル・ファーマノフスキーとコラージュアーティスト/グラフィックデザイナー河村康輔による企画展「OasisOrigin+Recons Thu, 07 Nov 2024 18:05:00 +0900 https://www.fuze.dj/2024/11/oasis-exhibition.html ARTS & SCIENCE Nao Machida auスマートパスから進化したPontaパス、NFTでクーポン革命——Web3の先端を行く新たな試み https://www.fuze.dj/2024/10/au_pontapass.html 渋谷のZeroBaseで開催中の「PontaパスStation」ポップアップストアが話題を集めている。KAWAIILAB.所属のアイドルグループがアンバサダーを務めるこのイベントでは、渋谷エリアで使えるクーポンの抽選や、コラボグッズの販売、猿田彦珈琲とのコラボカフェなどが楽しめる。お得なauスマートパスが#Pontaパスに進化。ポップアップストアでは隠されたWeb3技術にも注目fromGizmod Tue, 08 Oct 2024 19:30:00 +0900 https://www.fuze.dj/2024/10/au_pontapass.html 尾田和実 オアシスのロック復権と、再結成の理由 https://www.fuze.dj/2024/09/oasis_reunion_column.html 15年の時を経て、15年が長かったのか、短かったのか分からないが、ノエルが「リアムが禿げているのに、オアシスなんかやりたくない」と言っていたけど、還暦前になんとか再結成してくれた。あだ名が“ハゲ”という、とんでもない名前のもう一人のギターリスト、ボーン・ヘッドが再結成に参加することも決定している。オアシスの後に作ったバンド、ビーディ・アイが上手くいかなくなって「庭師になる」と話すほど落ち込んでいた Wed, 11 Sep 2024 12:00:00 +0900 https://www.fuze.dj/2024/09/oasis_reunion_column.html ARTS & SCIENCE 久保 憲司 / コントリビューター AIの進化が持つ期待と不安を表現したTシャツが発売 https://www.fuze.dj/2024/09/rage-against-the-ai-t-shirts.html 日々話題にあがり、今まさに進化を続けている人工知能(以下AI)。テックメディアではもちろんのこと、ワイドショーやテレビCMでも取り上げられ、すでに私たちの日常に浸透しているといえるだろう。とはいえ、「じゃあAIって一体何なんだ」という疑問を持つ人も多いはずだ。カルチャーやクリエイティブ領域でいうならば、やはり生成AIによるツールの発展があげれる。それらは、技術が生む革新的な煌めきのようなものを持ち Fri, 06 Sep 2024 18:00:00 +0900 https://www.fuze.dj/2024/09/rage-against-the-ai-t-shirts.html ヨコヤマコム 犬の散歩中にプログラムを書く。真鍋大度がAIに見出す可能性とは? https://www.fuze.dj/2024/08/daito-manabe-meets-ai.html AI技術の進化は、私たちの生活や仕事だけでなく、人間性も変えていくのだろうか。そのヒントを得るためにFUZEがインタビューしたのは、ライゾマティクスの真鍋大度氏。10年以上前からAIを使った作品制作を行ってきた真鍋氏は、今どのようにAIを使っているのか。そして、AIがもたらす思考の変化、変革の本質、やって来る未来とは?「生成される画像の価値とは何なのか?」を問いかけるライゾマティクスの個展「Rhi Fri, 16 Aug 2024 12:15:00 +0900 https://www.fuze.dj/2024/08/daito-manabe-meets-ai.html ARTS & SCIENCE 照沼健太 AIが変える、エロ。――エロスとタナトスの視点から https://www.fuze.dj/2024/08/ai-eros-and-thanatos.html アダルトが、変わる。AIによって、私たちの生活のありとあらゆることが変わろうとしている。その中でもアダルトコンテンツは、生成AIによる変革の波をいち早く取り入れ、体験と業界構造を大きく変えようとしている分野の1つである。生成AIの進化がアダルトコンテンツにもたらす影響について、現状を整理するとともに、その内側に潜む人間の心理を考察してみたい。成長を続けるアダルトコンテンツ産業Bedbible.co Fri, 16 Aug 2024 12:10:00 +0900 https://www.fuze.dj/2024/08/ai-eros-and-thanatos.html DIGITAL CULTURE 小野寺しんいち / ライター 20年以上前の映画『A.I.』が想像した“人を愛する”人工知能とは? 現在の視座から何が見えてくるのか https://www.fuze.dj/2024/08/artificial-intelligence-movie-ai-review.html メディア論の始祖とも評されるマーシャル・マクルーハンは、かつて電信のテクノロジーが生まれたときに“人間の神経の拡張”と称していた。車は足の拡張、城壁は人々の皮膚の外化、そして電信によって中枢神経系が人間の外側に据えられた、と。今回、AI=人工知能についての特集として「HumanityexpandedbyAI」というテーマが掲げられたときに、マクルーハンが言っていたメディア論を思い出していた。そして Fri, 16 Aug 2024 12:05:00 +0900 https://www.fuze.dj/2024/08/artificial-intelligence-movie-ai-review.html ARTS & SCIENCE ヨコヤマコム 生成AIで作られた写真への違和感ってなんだろう? https://www.fuze.dj/2024/08/the-nature-of-the-discomfort-with-photos-created-by-generative-ai.html 生成AIで作られた写真への違和感ってなんだろう?この疑問から本企画がスタートした。生成AIで作られた写真に写っている人物は、誰もなんとなく似ていて、「この人の顔だけは覚えてる」みたいなユニークな出会いがない。ディープラーニングによって得られた膨大なデータの中から生み出された、“平均的な顔”のような気さえする。オリジナリティが感じられない。それは人物以外、その画像の“シーン”にも当てはまる。人間が日 Fri, 16 Aug 2024 12:00:00 +0900 https://www.fuze.dj/2024/08/the-nature-of-the-discomfort-with-photos-created-by-generative-ai.html ARTS & SCIENCE ヤタガイ 坂本龍一の「違う側面」展覧会に行ってきた https://www.fuze.dj/2024/01/ryuichi-sakamoto-icc.html 坂本龍一+真鍋大度《センシング・ストリームズ2023-不可視,不可聴》(ICCヴァージョン)2023 Photo:照沼健太ミュージシャンではなく、音を扱う「アーティスト」として。音楽家・坂本龍一さんを追悼する展覧会「坂本龍一トリビュート展 音楽/アート/メディア」が、東京・初台のNTTインターコミュニケーション・センター[ICC]にて開かれている。2023年3月28日に逝去した坂本氏は、テクノポッ Mon, 22 Jan 2024 20:00:00 +0900 https://www.fuze.dj/2024/01/ryuichi-sakamoto-icc.html ARTS & SCIENCE 照沼健太 音楽シーンに台頭する生成AIから新たな音楽表現は生まれるか? 2023年の動向から考える https://www.fuze.dj/2023/12/music-generative-ai-2023.html 昨年、画像の分野では「Midjourney」や「StableDiffusion」といった“ユーザーが入力したテキストに応じて、AIが画像を生成する画像生成AI”が注目を集めたが、今年は音楽シーンでも生成AIに大きな注目が集まった。2023年に音楽シーンで起きたAIに関する大きな動きその中で今年大きな注目を集めた生成AIの話題のひとつといえば、AIによる実在するアーティストの音声を使ったAI音声カバ Sat, 30 Dec 2023 20:00:00 +0900 https://www.fuze.dj/2023/12/music-generative-ai-2023.html ARTS & SCIENCE Jun Fukunaga U2、テイラー、ビヨンセ、カニエ、トラヴィスにみる「音楽の映画化」という潮流 https://www.fuze.dj/2023/12/music-movie-culture.html Photo:RICHFURYviaUniversalMusic映画が現実になったかのような迫力の映像が、超巨大な半球型の会場にいる観客を包み込んでいる縦型動画。あなたも、きっとSNSでこんな投稿を観たことがあるはず。この驚きの映像の正体は、2023年9月29日にアメリカで行なわれたU2のライブ『U2:UVAchtungBabyLiveAtSphere』です。Entertainmentwillnev Fri, 15 Dec 2023 20:00:00 +0900 https://www.fuze.dj/2023/12/music-movie-culture.html ARTS & SCIENCE 照沼健太 追悼アンディ・ルーク、ザ・スミスの屋台骨を支えた10の伝説的ベースプレイ https://www.fuze.dj/2023/07/thesmiths_andyrourke.html 元ザ・スミスのベーシスト、アンディ・ルークには一度だけインタビューをしたことがある。場所はニュー・オーダーとそのレーベル、ファクトリーが経営するドライ・バーだった。 マンチェスターでビーガンフードを出しても誰も食わないと言われていたような90年頃、ハッピー・マンデーズのショーン・ライダーがシャンペンをオーダーして、一杯だけ飲んで、ボトルをカウンターに投げつけ、そのボトルが壁につき去った後(本当か! Sat, 01 Jul 2023 19:00:00 +0900 https://www.fuze.dj/2023/07/thesmiths_andyrourke.html ARTS & SCIENCE 久保 憲司 / コントリビューター ヒップホップから見たロックとは?カウンターカルチャーとして共闘してきた関係値を追う https://www.fuze.dj/2023/05/hiphop-n-rock.html ヒップホップの売り上げがロックを超えた、とか。グラストンベリーのヘッドライナーがジェイ・Zであることにオアシスのノエル・ギャラガーが異を唱えた、とか。ロックの殿堂にラッパーが入る現象にキッスのジーン・シモンズがくり返し苦言を呈した、とか。時おり、語られるヒップホップvsロック論争のほとんどが、長年にわたって「大衆音楽のメインストリームかつ王者」だと自認してきたロック(ファン)側の目線だ。だから、私 Wed, 31 May 2023 20:00:00 +0900 https://www.fuze.dj/2023/05/hiphop-n-rock.html ARTS & SCIENCE 池城美菜子 / コントリビューター ギターの神様、彼のギターにはなぜかいつも怒りがあった。ジェフ・ベック追悼コラム https://www.fuze.dj/2023/05/jeff-beck.html ロック・ギターの神様が亡くなった。いやギターの神様、音楽の神様が亡くなった。数カ月前までは元気にステージをこなしていたのに。細菌性髄膜炎にかかって、あっけなくあの世に行ってしまった。SNSが核爆弾を受けたみたいにザワついたのは、たくさんの人が彼のプレイをまた観ようと思っていたからだ。彼は現役の人だった。78歳という高齢だったが、若い頃となんら変わらないエキセントリックなプレイで、僕らを楽しませてく Mon, 22 May 2023 20:00:00 +0900 https://www.fuze.dj/2023/05/jeff-beck.html ARTS & SCIENCE 久保 憲司 / コントリビューター みのミュージックと田中宗一郎が語る「2023年、ロックは復権するのか」 https://www.fuze.dj/2023/05/mino-music-tanaka-souichiro.html 「2023年、ロックは復権するのか?」。このシンプルかつ巨大なテーマを語り合ってもらうのは、新旧かつ国内外問わずのロックを中心とした情報発信を続けるYouTubeチャンネル「みのミュージック」の「みの」さんと、FUZEではお馴染みの音楽評論家・田中宗一郎さん。ロック不遇の時代と言われた2010年代の振り返りから、現状の認識、そしてこれからロックはどうなっていくのか?みのさんが経営する新宿・歌舞伎町 Mon, 15 May 2023 19:00:00 +0900 https://www.fuze.dj/2023/05/mino-music-tanaka-souichiro.html 照沼健太 ロック復権は本当か。ノスタルジーを“再発見”する2023年の視点から https://www.fuze.dj/2023/05/perspectives-on-rock-in-2023.html FUZE再始動。そのカムバック特集のテーマは「ロック復権」だという。これには率直に「非常に2023年的な主題ではないか」と感じさせられた。2010年代前半から「ロック失墜」が叫ばれ続けながら、「いよいよロックが復活か?」なんて期待の声が上がるタイミングは数知れず。しかし、結局は鳴かず飛ばずだったのが、この約10年間だったと言えるだろう。実際それはセールスにも現れており、2017年にはアメリカにおけ Thu, 11 May 2023 19:00:00 +0900 https://www.fuze.dj/2023/05/perspectives-on-rock-in-2023.html ARTS & SCIENCE 照沼健太 「αU spring week 2023」で感じた次世代クリエイターとKDDIが目指す場所 https://www.fuze.dj/2023/03/au-spring-week-2023.html 本来、地域性と無縁なはずのVRの特性を逆手にとった「バーチャル渋谷」のプロジェクト以来、KDDI〜auの動向を、ギズモードというテックメディアで追い続けている。特にKDDI三浦伊知郎氏との対談、PsychicVRLabの山口征浩CEOを交えた同じくKDDIの中馬和彦氏との鼎談を通して、KDDIがここ数年のメタバースの流れの中で中心的な役割を果たしていることを知った。Photo:VictorNomo Fri, 31 Mar 2023 09:00:00 +0900 https://www.fuze.dj/2023/03/au-spring-week-2023.html DIGITAL CULTURE 尾田和実 色彩を失っていく社会と対峙するクリエイティブ : SHAPE SHiFTERS TALK 00 : 和田直希 vs 渡辺淳之介 https://www.fuze.dj/2020/09/shape-shifters-talk-00.html SHAPESHiFTERSなんらかの要因によって進化をとげた怪物・妖怪たち。状況に応じて、さまざまな姿へ変貌することができる。古今東西古くから数多く存在するが、その実態はまだ把握されていない。COVID-19という得体の知れない敵によって、あらゆる生産性が阻まれている2020年。全産業が環境変化への対応を求められるなかで、クリエイティブもその例外ではない。インドネシアで東南アジアでもトップ級の家具 Tue, 29 Sep 2020 13:00:00 +0900 https://www.fuze.dj/2020/09/shape-shifters-talk-00.html ARTS & SCIENCE FUZE編集部 宮下貴裕×田中宗一郎対談。産業に抑圧されたアートの役割は、パンデミック以降生まれ変わるか? https://www.fuze.dj/2020/08/the-soloist-cross-talk.html COVID-19パンデミックによって人々の生活は大きく変わってしまった。望むにしろ望まないにしろ、それは疑いようもない事実である。世間では元の生活に戻りたいという切実な声も少なからず聞かれるが、一度崩れ始めたものを途中で支えるのは難しい。これまで築き上げてきた価値観や生活の在り方が崩壊した後、如何に新しいものを作っていけるのか?−−あらゆる局面において、我々が考えるべきはそういったことだろう。新た Mon, 31 Aug 2020 20:00:00 +0900 https://www.fuze.dj/2020/08/the-soloist-cross-talk.html ARTS & SCIENCE インターネットによりエンパワーメントされた“人々”によってキャンセルされかけたテイラーが向かった場所 https://www.fuze.dj/2020/07/taylorswift.html 世界屈指のポップ・スターであるテイラー・スウィフトは、2016年に一度「キャンセル」されかけた経験を持っている。ご存知の方も多いと思うが、そのきっかけはカニエ・ウェストが同年にリリースした“Famous”を巡る騒動だ。「俺はまだテイラーとセックスするかもしれないって気がしてる。なぜかって?俺があのビッチを有名にしたから」という“Famous”のリリックにテイラーは強く抗議。しかし、カニエの妻である Sun, 19 Jul 2020 17:47:00 +0900 https://www.fuze.dj/2020/07/taylorswift.html 柴 那典 「Lenovo Yoga S740」、2020年代を創るクリエイターに必要なツールを検証する https://www.fuze.dj/2020/03/lenovo_yoga_heiyuu.html クリエイターは、いつもハイスペックなノートPCを求めている。映像の撮影から編集、音楽制作など、現代はスマホやタブレット一台でさまざまなクリエイションが行える時代。「考えるより先に、まず行動」。例え荒削りな作品だとしても、そこに輝くものがあれば、ネットを通じて世界中からリアクションを得ることだって不可能ではない。2020年、そんなスピーディーかつエキサイティングな環境が私たちを取り囲んでいる。しかし Mon, 30 Mar 2020 17:00:00 +0900 https://www.fuze.dj/2020/03/lenovo_yoga_heiyuu.html 照沼健太 「キャンセル」された主体は、永遠に許されてはいけないのか?~アカデミー賞司会を辞退したケヴィン・ハートの事例から考える https://www.fuze.dj/2020/03/kevin-hart.html 政治的に間違った行為をした人物や企業に対してソーシャル・メディアで激しい批判をぶつけ、社会的な立場を失わせる――それが近年「キャンセル」と呼ばれている現象であり、そのような事例が頻繁に発生している昨今を指して「キャンセル・カルチャー」と称されている。性的暴行で告発されたハリウッドの大物プロデューサーであるハーヴェイ・ワインスタイン、小児性愛やレイプをジョークにした過去のツイートが保守系ブロガーに拡 Fri, 27 Mar 2020 20:00:00 +0900 https://www.fuze.dj/2020/03/kevin-hart.html ARTS & SCIENCE 木津毅 2010年代ブラック・ミュージックのリリックの変遷から紐解く、目覚める兆しのない社会における「ウォーク」の行方 https://www.fuze.dj/2019/12/woke.html 
本特集がテーマにしている「キャンセル・カルチャー」と呼ばれる現象には、差別や不平等に対する意識の高まりによって、あらゆる局面でポリティカル・コレクトネスが重視されるようになったという時代背景が関係しているのは改めて言うまでもない。ポリティカル・コレクトネスの規範を踏み外した場合、企業、ブランド、作品、個人は「キャンセル」される=支持を失い、社会的立場を追われることになる。それぞれの事例には至極妥 Sat, 28 Dec 2019 22:00:00 +0900 https://www.fuze.dj/2019/12/woke.html 小林雅明 キャンセルカルチャーとインターネットが生んだ社会問題。欧米を覆う二極化主義に抗う人たち https://www.fuze.dj/2019/12/cancel-culture.html 2010年代の様々なテクノロジー・プラットフォームと、音楽や映画、ゲームなどのエンタテインメントの関係を振り返る機会が増えたのだが、近年を調べれば調べるほど、アメリカを中心にSNSやプラットフォーム、ウェブメディア、ニュースメディアがどこも「キャンセルカルチャー」を議論する投稿や記事で溢れ返っていたことに気付いた。キャンセルカルチャーに対する疑問は自分の中で長く抱えていた。が、議論することとなれば Fri, 27 Dec 2019 20:00:00 +0900 https://www.fuze.dj/2019/12/cancel-culture.html Jay Kogami 『ボヘミアン・ラプソディ』『ロケットマン』『WEEKEND』―'10年代、映画/TVシリーズのLGBTQ表現はどこまで進化を遂げたのか? https://www.fuze.dj/2019/10/movie_tv_lgbtq.html いまだ途上ではあるものの、2010年代は人々がマイノリティのアイデンティティという問題と向き合うことに以前よりも自覚的になったディケイドだった。では、それに伴って、映画/TVシリーズといったエンタテイメント表現はどのように変化を遂げたのか?――こうした問題意識の下、デクスター・フレッチャー監督の『ボヘミアン・ラプソディ』『ロケットマン』といったロック・スター/ゲイ・アイコンの伝記大作映画を入り口と Sat, 26 Oct 2019 20:00:00 +0900 https://www.fuze.dj/2019/10/movie_tv_lgbtq.html ARTS & SCIENCE 田中宗一郎 自動車産業の未来を、どこまで予測できるのか──ベルリンに集まるスタートアップの危機意識と社会性の再構築 https://www.fuze.dj/2019/10/toa.html 世界を激変させてきたスタートアップ。かつての日本にも、その姿はあった。1946年に生まれた東京通信工業株式会社は、その設立趣意書の「会社設立の目的」の第一項に、こんな言葉を掲げている。「真面目なる技術者の技能を、最高度に発揮せしむべき自由闊達にして愉快なる理想工場の建設」愉快なる、という部分が素晴らしい。自らの持つ技術を競争環境に置くだけでなく、そこにいる人々が創意工夫を尽くし、楽しく創り上げる理 Wed, 09 Oct 2019 18:00:00 +0900 https://www.fuze.dj/2019/10/toa.html 長谷川 賢人 / ライター 飛躍する2010年代アジア・エンタメ産業という新世界で、日本人は求められているのか? https://www.fuze.dj/2019/09/entertainment_asia2.html アジアのエンタテインメントは、世界的なエンタメ産業に進化できるのか?音楽ストリーミングや動画、ゲームなどのアジア発のコンテンツビジネスが世界的に流通し、エンタメ業界の勢力図が劇的に書き換えられた。2010年代後半は、アジアのエンタメにおいて、文化的かつ商業的な分岐点を同時に迎えた時代と言えるだろう。本稿では、アジアのエンタメ産業と日本のエンタメとの関係性をテーマに、世界的なグループに飛躍したONE Mon, 30 Sep 2019 18:00:00 +0900 https://www.fuze.dj/2019/09/entertainment_asia2.html NEW INDUSTRY 村山直樹 / コントリビューター なぜアジアのエンタメ業界は成長できたのか? 「人材不足」「資金不足」を変えるエンタメ戦略 https://www.fuze.dj/2019/09/entertainment_asia.html 2018年は、K-POPや映画『クレイジー・リッチ!』、88risingの音楽など、アジアのエンタメが局地的なブームから世界的なエンタメ新興勢力へと変わった年だった。このような激動の一年が過ぎ、2019年に入り、アジア圏内のエンタテイメント産業、そして相対する日本の状況はどのような変化が生まれたのだろうか?今回FUZEでは、世界的なグループに飛躍したONEOKROCKをデビューから支えるレコードレ Thu, 05 Sep 2019 18:00:00 +0900 https://www.fuze.dj/2019/09/entertainment_asia.html NEW INDUSTRY 村山直樹 / コントリビューター 外に向かって歩き出すための「おまじない」――88risingの世界的躍進、そしてゆるふわギャングの韓国公演で考えたこと https://www.fuze.dj/2019/08/yurufuwa.html これまで移民というイシューを「自分ごと」として捉えてこなかった日本人は、どうやって移民や移民問題と本当に向き合うことが出来るのだろうか?多文化共生という言葉をむやみやたらと振りかざす前に、まず踏み出すべき一歩とはどんなことだろうか?そういった問題意識をベースに専門家の視点から討議してもらったのが本特集の座談会だったとすれば、あくまで一個人の視点から実際に見てきたことを交えながら、エッセイ調で綴って Mon, 26 Aug 2019 19:00:00 +0900 https://www.fuze.dj/2019/08/yurufuwa.html Jun Yokoyama / コントリビューター