「留学やワーキングホリデーで海外へ行きたい」という方の相談に乗ることが多く、グローバルな視点を持つ方が多いことを嬉しく思います。

でも、その半面「行ってきたけど、思ったものと違ってあまり身にならなかった」という話も多く耳にします。弊社の社員も学生時代にワーホリへ行っていますが、もっと準備をしてから行くべきだった…と後悔しているほどです。そこで、今回はどうすれば理想のワーホリや留学となるのか、についてお話していきます。

一番重要なのは、何のために行くのか

よく「語学留学のために海外へ行く」という方がいます。せっかくの限られた時間を語学力アップのために使う…それは絶対にやめてください!実は、これが一番もったいない海外への渡航目的です。なぜなら、もう英語学習は国内でも十分できる環境が整ってきたからです。わかりやすいテキストがあるし、英会話もオンラインで外国人と話すことができます。さらに実践したい場合は、旅行で来日している外国人に話しかけてみると良いでしょう。

⇒【英語は科学的に習得できる!】忙しい社会人でも英語が使えるようになる6ステップ

では、海外へ行ってやるべきことは何なのか?その答えは経験と体験です。『海外でしかできない経験、体験をしにいく』これがワーホリや留学で最も価値のある目標設定なんです。じゃあ一体それってなんなの?という具体的な解説をしていきます。

英語で何がしたいのかを考える

あなたは英語が身についたら何がしたいですか?きっと何か理由があって学び始めたはずです。ちなみに、私の場合は、小学生のころにピザが好きすぎて「本場のピッツァが食べたい!」が海外に興味を持ったのが原点です。その後、大学時代にイタリアへ行ってピザを食べたときは本当に感動しました。

その時に、もっと色んな現地の方と話が出来るようになって、様々なコミュニケーションが取れたら人生面白いだろうなぁ、と思い英語を始めたんです。(まさか英語教育まで始めるとは、このとき思いもしませんでした・・・)

行き先の決め方

とはいえ、いくつもある国の中からどうやって自分に合う場所を探せば良いのだろう?って迷いますよね。そこで具体的な方法をお伝えします。

①自分の興味や関心を書き出す

将来、どのような分野で活躍したいのか、どのようなライフスタイルを送りたいのか、どんな夢を持っているのか、自由に書き出してみましょう。例えば、日本と海外の二拠点生活をしてみたい。ドバイで世界一のことを体験してみたい。世界中のビールを飲んでみたい。など今の自分は気にせず理想の未来でOKです。

②具体的な職業やスキルをイメージする

興味や関心に基づき、具体的な職業や必要なスキルを具体的にイメージしてみましょう。例えば、デザイナー、映画監督、カフェオーナー、起業家など、具体的な目標像を描くことで、長期目標がより明確になります。

③目標達成に必要なステップを考える

長期目標を達成するために、どのようなステップが必要かを逆算して考えます。例えば、海外の大学に進学、特定の資格取得、語学力の向上、異文化理解、人脈形成など、具体的なステップをリストアップすることで、長期目標達成への道筋が見えてきます。

滞在する期間によって考える

海外への滞在期間は限られています。短いものでは数週間、長い期間だと数年。大分やれることが変わりますよね。つまり、滞在期間によって行き先を考える必要があります。

●長期的に滞在する場合

他民族に触れることが多い、留学生が多い国などがオススメです。その理由として、いろんな人のイントネーション、話し方、考え方や文化の違いを理解して身につけられるからです。そうすると、コミュニケーションがしやすくなり仕事にもつながりやすいです。

●中・短期的に滞在する場合

長期目標が明確になったら、次は短期目標を設定します。短期では、長期目標達成のための具体的なステップであり、留学期間中に達成可能な目標とします。

●例えば日本にカフェをオープンさせたくて留学をする場合

長期的:コーヒーの仕入れ先がある、日本にないブランドを見つける
短期的:おしゃれなカフェがある、味を体験できる

このように目的を分けて国を選ぶことで、自分のゴールがより近くなります。

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