官報によると、茨城県土浦市に本拠を置くFA装置開発の「日本サポートシステム株式会社」は、11月21日付で水戸地方裁判所土浦支部より特別清算の開始決定を受けたことが明らかになりました。
1990年に設立の同社は、FA装置をはじめとする精密機械器具の設計・開発・製造を主力に事業を展開し、2018年8月にFA機器販売の「株式会社FAプロダクツ」(東京都)から出資を受け協業を進めると、その効果もあり売上を拡大しました。
しかし、新型コロナウイルス感染症の影響により、取引先が設備投資を抑制したことで受注が落ち込むと、その後の世界的な半導体不足により納期が長期化したことで、業績が悪化し資金繰りが逼迫しました。
そのため、2023年5月31日付で「FAプロダクツ」に全事業を譲渡し事業統合した一方、同社は2024年6月に解散し事後処理を進めていました。
負債総額は約12億2800万円の見通しです。