トップ>不動産トピックス>売りに出してから売れるまでの期間は平均8ヶ月、売却価格は平均2,536万円
アットホーム(株)はこのたび、「中古物件の“売り手”と“買い手”のキモチ調査」の結果を発表した。5年以内に首都圏(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)の自宅を「売却した人」295人(マンション184人、一戸建て111人)と、中古住宅を「購入した人」386人(マンション261人、一戸建て125人)、計521人を対象として、平成27年6月12~15日にインターネット調査を実施したもの。
5年以内に自宅を売却した295人に、自宅の購入価格や売却価格について聞いたところ、購入時の価格は平均3,459万円、売却価格は平均2,536万円で(表)、自宅を購入してから売却するまでの居住年数は平均13年だった。売りに出してから売れるまでの期間は平均8ヶ月で、マンション(6ヶ月)より一戸建て(11ヶ月)の方が5ヶ月ほど長くかかっていることが分かった。
住宅を売却した理由を複数回答で聞いたところ、最も多いのは「もっと良い住宅へ住み替えしたかったから」(35.3%)で、次いで「もっと良い場所へ住み替えしたかったから」(29.2%)、「家族が減って広い家が必要なくなったから」(11.5%)の順となった。
売却する際、市場動向をチェックし、売るタイミングを研究した人は18.0%、不動産会社に聞く前に自分で自宅の査定価格を調べた人は40.0%だった。また、また、売る前にもっとあれば良かったと思う不動産の知識を複数回答で聞いたところ、最も多いのは「不動産取引、税金や権利関係についての知識」(49.5%)で、次いで「経済情勢についての知識」(14.2%)、「住宅設備についての知識」(13.6%)の順となった。
※アットホーム(株) 「中古物件の“売り手”と“買い手”のキモチ調査」
自宅を売却した295人のうち、売却する際にリフォームを実施したのは13.9%で、1割超が売却時にリフォームしていることが分かった。リフォームにかけた費用は、平均254万円で、「100万円以上150万円未満」(26.8%)が最も多かった。
一方、中古住宅を購入した386人に、住宅購入後に自らリフォームしたかどうかを聞いたところ、リフォームをした人は50.5%、しなかった人は43.3%だった。住宅購入にあたり、先にリフォームしてあった方が良かったと思うかを聞いたところ、「はい」が33.9%、「いいえ」が44.8%となり、3人に1人が「購入前にすでにリフォームしてあった方が良かった」と回答する結果となった。
また、住宅購入の際、リフォームしておいてほしかった場所を複数回答で聞いたところ、最も多いのは「お風呂」(38.6%)で、次いで「トイレ」(35.8%)、「キッチン」(34.7%)の順となった(図)。4位は「特に無い」(32.9%)となっており、同社では「水回りを中心にあらかじめリフォームしておいてほしいという人がいる一方で、購入してから自分で好みに合わせてリフォームしたいという人もいることが分かった」としている。
※アットホーム(株) 「中古物件の“売り手”と“買い手”のキモチ調査」