男が立てこもったのは無人の精米所。

店主が自ら撮影した映像です。

精米所の店主:
事件発生です。精米所の中で人が住み着いています。助けてください。

騒ぎがあったのは、茨城・小美玉市にある無人精米所。

男は精米所の内側から鍵をかけて閉じこもったのです。

店主:
精米…精米所なんですけど…開けてください。もみを精米したいんですけど。

男性:
ん!?もみはダメ。

店主:
もみは大丈夫だけど…。

男性:
詰まっちゃう。

店主:
ダメなんですか…。

男性:
うん。

作業着を着て、ごみ袋のようなものを手にした男。

店内には新聞紙が散乱し、とても精米作業をしているようには見えません。

その後も一向に出てくる気配がないことから、店主は、警察に通報しました。

警察:
110番です。事故ですか?事件ですか?

店主:
コイン精米所の中で鍵を施錠した状態で人が住み着いて開けてくれない。

警察:
使えないですよね?

店主:
はい。「ここは私の場所だ」と言って不法占拠している感じ。

この通報を受け駆けつけた警察官とともに、店主は外から鍵を開けました。

警察:
米はどこにあるの?どこにあるの?ないよ。飲み物持ってきたから、あげるから出て。飲み物あげるから…飲み物あるから…出てよ。ここ出て!家ではないんだから。

こうしてようやく観念した男。

閉じこもっていた時間は40分ほどでした。

さらに6日朝、同じ販売所に再び“立てこもり男”が現れたのです。

店主:
鍵を開けなさい!鍵を!

ごみ袋のようなものを持って店内に居座る男。

2日前の光景と全く同じです。

男は店の中で寝ていたといいます。

店主:
1月6日の月曜日です。追い出しました。

店主によると、男は寒さでブルブルと体を震わせていたといいます。

精米所の店主:
ぞっとしました。ちょっと暖を取りたいというか…。(近所で)電気がついているのはこの精米所しかないから、ここに居座っているのかな…。