概要

独文学専攻の対象は「ドイツ」にも「文学」にも限定されません。ドイツ、オーストリア、スイスの言語と文学を中心に、映像、舞台、美術、音楽、思想、歴史、政治、建築、メディアなど、ドイツ語圏の豊穣な文化全般を扱うのが当専攻なのです。

独文学専攻のカリキュラムは、ドイツ語母語話者2名を含む9名のスタッフのもとで、ドイツ語運用の四技能(「読み」・「書き」・「聴く」・「話す」)がバランスよく修得できるよう設計されています。学生は、そのスキルを駆使してドイツ語圏の文化を広く、また深く学び、4年次にはその中から関心のあるテーマを選んで探究し卒業論文に結実させます。在学中に留学をする学生も少なくありません。

独文学専攻の淵源は、慶應義塾ではじめて「独文学」が講じられた1910年に溯ります。以来、当専攻は意欲と知的好奇心に富む学生たちを迎えてきました。教員と大学院生や学部生の間の関係が密で、コンパや合宿や読書会など、交流の機会が豊かであることも良き伝統の一つです。卒業生たちの進路はドイツ語圏の知識を生かす職種の他、通信、出版、製造、金融、ITなど社会の広い分野に開かれています。

学びのプロセス
(卒業までのプロセス)

教員