千葉県船橋市の診療所に昨年8月、21歳男性の遺体が置き去りにされた事件で、千葉県警船橋署特別捜査班は8日、死体遺棄の疑いで新たに東京都江戸川区東葛西5、自称とび職、星野巧翔容疑者(22)を逮捕した。この事件では、既に阿久津海祐被告(20)が死体遺棄の疑いで逮捕、起訴されている。

 同班によると、星野容疑者は遺棄現場にいなかったが、防犯カメラなどの捜査から、阿久津被告とともに男性の遺体を車で運んだ疑いが強まったという。同班は星野容疑者の認否を明らかにしていない。
 逮捕容疑は仲間と共謀し、昨年8月27日午前0時45分ごろ、同市北本町1の船橋市夜間休日急病診療所前に、千葉市若葉区の会社員、三浦未来さん=当時(21)=の遺体を遺棄した疑い。
 県警は昨年9月4日、三浦さんの遺体を車で運び、診療所前に遺棄したとして死体遺棄容疑で阿久津被告を逮捕し、翌5日、船橋署に特別捜査班を設置。複数人が関わっているとみて、殺人事件も視野に捜査を進めている。阿久津被告は死体遺棄の罪で起訴されている。
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