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かつては、医師としてのキャリアは概ね決まっており、そこに悩みや迷い、失敗や新しいキャリアの検討の余地は多くはなかったのではないでしょうか。
ただ現在は状況は大きく変わってきています。
「医師としての自分のキャリアは、これでよかったのだろうか」
キャリアについて頭を悩ませる医師が増えてきているのです。
2023年6月2日にラーニング株式会社から出版される書籍『医師のキャリア革命~成功の鍵は、お金か、知的好奇心か~』では、多様な価値観がもたらす医師のキャリアについて、医療機関のブランディング支援、医師のキャリア支援事業を展開する株式会社DEPOC代表取締役の安岡俊雅がその多様性と考え方のヒントを伝えています。
医師のキャリアに正解はありませんが、キャリアを考えるためのガイドは必要であり、きっと本書がその役目を果たすものと考えています。
これまでの医師のイメージにとらわれず多様なキャリアで活躍する7名の現役医師も携わった本書は、きっとこれから医師になる方やキャリアに迷われている医師の、働き方を考えるきっかけとなる一冊となるでしょう。
概要
●医師がキャリアを考える際のガイド
なぜ医師になったのか、どこでキャリアが変化するのか、そしてキャリアをどのように考えていけばよいのかについて、7名の医師と医師のキャリア支援を事業としている著者が、自身のケースや大切な考え方について解説しております。
医師のキャリアを本音で相談できる相手を見つけることはなかなか簡単ではありませんが、本書がキャリアについての考え方を整理し、自ら進みたい方向を見つけるためのガイドとなるはずです。
●多様な医師のキャリアを考えるために
医師が40歳までにやっておくべきこととは?
大学医局のキャリアとは?
女性のキャリアや子供の受験については?
キャリアを考えるときには勤務先はもちろん、年齢や性別、家族など自分のこと以外についても思いを巡らせる必要があります。
本書では、キャリアを考えるために考慮すべきことについてもしっかりと網羅して解説しております。本書を読んで本当に歩みたいキャリアへの一歩を踏み出してもらいたいと考えています。
●豊富な取材先
本書は、7名の現役医師の協力のもと制作されております。
自身の経験や考え方など、キャリアに影響する様々な考えについてインタビュー取材を通して知見をいただき、それを原稿に反映しております。
本書内で随所でインタビュー記録を掲載しているため、読み物としても面白くお読みいただけることと考えております。
●監修・インタビュー
入駒 慎吾 医師 (株式会社 LA Solutions 代表取締役CEO)
高木 俊一 医師 (日本大学医学部麻酔科学系麻酔科学分野 診療教授)
安岡 直子 医師 (四谷メディカルキューブ 麻酔科 非常勤)
●インタビュー
今井 政人 医師 (慈誠会 練馬高野台病院 病院長)
鈴木 利保 医師 (東海大学 名誉教授)
田中 里佳 医師 (順天堂大学大学院 医学研究科 再生医学 主任教授)
森本 雅太 医師 (森本耳鼻咽喉科 院長)
目次
●はじめに
・医師としての自分のキャリアは、これでよかったのだろうか
・現代の医師はラクになった訳ではない
・医師は偏りやすい世界で生きている
・多様なキャリアの悩みにヒントをくれる医師たち
●医師を目指すきっかけ
・あなたはなぜ、医師を選んだのか
・医師として実家を継ぐ。という選択
・医師である両親の背中をみて育った ー安岡直子先生の場合ー
・一般家庭から医師を目指す。という選択
・医師になるきっかけは”誘われて” ー入駒慎吾先生の場合ー
・とにかく社会から求められる人になりたかった ー今井政人先生の場合ー
・親族が医師で、身近なところに医療関係者がいた ー森本雅太先生の場合ー
・自分の価値を高められる職業に就きたかった ー田中里佳先生の場合ー
●キャリアはどこから変化する?
・大切にしてほしいのは医師としての在り方
・理想のキャリアは、自分だけの力ではつくれない
・医師の一般的なキャリアマップ
・学閥ってあるの?
・仕事に支障なはい、だけれども・・・ ー安岡直子先生の場合ー
●時代は変化し続ける。その上で、自分はどうすべきか?
・医療業界を取り巻く変化について考える
・マッチングシステムの変化
・ライフイベントによってキャリアは変わっていくものと理解する
・医師のイメージも価値観も変わった
・変化する中で医師としての幸せは何か?
●40歳までにやっておきたいこと
・40歳という節目
・仕事には支障はない、だけれども・・・ ー安岡直子先生の場合ー
・若いうちに、さらに先を考えた方がいい ー今井政人先生の場合ー
●医療機関側はどんなキャリアの医師を求めるか
・医療機関が褒める医師像
・医師としての素養を身につける方法として ー今井政人先生の場合ー
・自分のアタマで考える ー田中里佳先生の場合ー
●大学医局からみたキャリア
・昔の医局と今の医局
・医局に入るメリット
・医局に入るデメリット
・大学医局だからこそできたことがある ー高木俊一先生の場合ー
・マネジメント層から視た医局 ー鈴木利保先生の場合ー
●女性医師のキャリア
・医師は圧倒的な男社会
・男女の「区別」を視野に入れたキャリアプランを形成する必要性がある
・正解がない、女性医師のキャリアロールモデル
・教授は楽しい! ー田中里佳先生の場合ー
・ママになり、初めてわかることがあった ー安岡直子先生の場合ー
●医師家系の子供の受験事情は?
・いずれは通る道かもしれない。その時のために。
・子供の教育は何をして、どう乗り越えたのか ー安岡家の場合ー
●医師のキャリアを相談できる相手を作っておこう
・相談相手を考える。
・もし、転職が頭に浮かんだら
・まずは、残ることを前提に交渉する
・エージェントに行く前に、身近な人に相談。
・これは絶対にしてはダメ
・できるだけ早めに転職の意思を伝える
・実際、キャリアについて相談する相手はいた?
ー入駒慎吾先生の場合ー
ー安岡直子先生の場合ー
●人材紹介会社・エージェントはどう?
・失敗しないエージェントの選び方
・エージェントのことを知っておく
・転職が多いと、敬遠されてしまうのか?
・開業・転職を無理に勧めるエージェントにご注意を
・自分にマッチした職場を仲介してもらえるかを見極める ー今井政人先生の考えー
●開業したら安泰?
・昔の開業の感覚は通用しない
・開業の選択肢を選んだら・・・
・縁と運を活かすキャリア ー森本雅太先生の考えー
・開業の道は今までと同じ感覚ではダメ
●医師の起業は知的好奇心のかたまり
・医師の起業のハードルは?
・医師であることが救ってくれる ー入駒慎吾先生の場合ー
・医師として挫折を味わい、MBAを経て経営者へ
●一人ぼっちにならないように
・人との繋がりを大切に。
・医師を一人で追及しないこと ー安岡直子先生の場合ー
●今後の医師のキャリアについて
・キャリアについて大切なこと
・森本雅太先生の考え
・高木俊一先生の考え
・今井政人先生の考え
おわりに
著者/安岡 俊雅(やすおか としまさ)
1975年生まれ。東京農工大学農学部を卒業後、小野薬品工業株式会社に入社。
約8年間MRに従事した後、2006年5月に株式会社DEPOCを設立。専務取締役就任。
一般企業・医療機関のデザイン・広告、医学会の運営をメインとした事業を展開。
2019年6月、事業を医療中心に舵を切るタイミングで、株式会社DEPOC代表取締役に就任。
大学医局の支援として、「医局活性化チャンネル」の運営を開始。
2020年6月、著書「医療機関のブランディング~求人・集患の秘訣~」を上梓。
医療のブランディングWEBサイトによって、医療機関に対して売上向上や採用支援を行う。
2020年12月には、医師のキャリア支援事業を開始。
医師のキャリアの延長線上に新規開業やクリニックの事業承継などを見出し、現在では、クリニックや医療機関の開業支援、経営支援も行っている。
妻は麻酔科医。