米国で新興財閥トップが起訴…インド政治と経済を揺るがす「大スキャンダル」発生 西側諸国との対立を深める「上から目線での介入」
贈収賄と不当な手段での資金調達
破竹の勢いだったインド経済の雲行きがあやしくなっている。
インド政府が11月29日に発表した第3四半期の実質国内総生産(GDP)は前年比5.4%増となり、第2四半期(6.7%増)から伸びが大幅に鈍化した。四半期ベースで3期連続の減速となり、成長率が6%を割り込んだのは2022年第4四半期(4.3%増)以来のことだ。
GDPの6割を占める個人消費が、前期の7.4%増から6.0%増に落ち込んだことが主な要因だ。夏の記録的豪雨が食品価格を高騰させ、消費の重荷となった。...