マルハラにメール1往復 若い人は若い人、引け目を感じたり憧れるのはやめましょう!

 LINEの文章の最後にマル(句点)をつけるだけで若者世代に怖いと言われる「マルハラ」、依頼をして断られたら返信しないという若い人の「メール1往復主義」。SNSをめぐって、若者世代の“常識”に困惑する場面が増えています。

 「マル」をつけないわけにもいかないし、それなら何ならいいのか?という事が私の出演している番組でも話題になったのですが、ビックリマークなら許せるのだとか。いや、ビックリもしていないのに。メール1往復で終了というのも、何か怒ってる?理解してもらえてる?と不安になってしまいます。

 思い返してみると、西川きよし師匠とメールのやり取りをしたら全然終わらないのです。お礼から始まって「やっぱり師匠はさすがです」「いやいや若いモンには」「勉強になりました」「いやいやこちらこそ」いつまでもいつまでも続くのです。みんなにどうしているか聞いてみたら、その場に居る全員が師匠でメールを終わらせないように、というのを断念してきよし師匠を最後にしているとのことでした(笑)。

 1月に亡くなられた大阪学院大学の國定浩一先生、大の阪神ファンでも有名でしたが、私は先生の大学院のゼミに通って名誉博士号をいただきました。その國定先生が、何回かメールでやり取りした後に「返信御放念」と。調べたところ「ご配慮に感謝いたします」と返信するのが私たち世代では普通だそうです。「返信はしなくていいですよ」との申し出ですからそこで終わってもいいのですが、不快に思う人はいないでしょう。この配慮も又むずかしいところです。

 私たち世代はガラケーメールやPCメールで育ち、どうしても文章が長くなるため最後にマルをつける。若い人たちはチャットなど短い文章でやり取りしてきたため、マルがどうのこうのではなく長い文章に対しての抵抗感があるのだと思います。

 もともとの成り立ちが違うので、理解し合うのは無理。そう考えると、別におじさん構文、おばさん構文でもいいじゃないかと思い立ちました。こんなこと書いたらオバサン?絵文字のビックリマークつけたらオバサン?とビクビクすることはないです。

 若い人には可能性と、これからの時間があり、それは素晴らしいことだと思います。ただ、その若い人のやり方が正しいかどうかはわからない。あくまでも若い人のルールであって世の中のルールとしてはどんなものかはわからない。なのに私たちはオジサン、オバサンと言われたくないがために若い人からどう思われるかを気にしすぎではないのでしょうか。オバハン上等(笑)。私たち世代に対して声を大にして言いたいのは「若さに引け目を感じたり、憧れるのはやめましょう!」

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