石破茂首相「まさか次世代に借金送りするわけじゃないですよね?」103万円の壁議論に「バナナの叩き売りじゃない」
石破茂首相が28日、日本テレビ「ウェークアップ」に出演。国民民主党が主張する「103万円の壁を178万円まで引き上げる」政策について、見解を述べた。
玉木雄一郎氏が同番組に出演した際に「178万円という数字を変えない」と明言したことをぶつけられ「その後、150万円という数字も出て来たが」と聞かれた石破氏は、「バナナをたたき売ってるんじゃないんで」とコメントした。
金額の“落としどころ”聞かれ「いくらにするんですか?というのは、これだけにしたら、これだけ税金が減りますと。もちろん税収を増やす努力はするんだけど、それでもなお、足りないと。その分をどこから持ってきますか?安易に次の時代に借金してもいいですか?それともいろんなものを節約して節約して、そこから出しますか?その議論をしなければいけない」と淡々と話した。
続けて「123万円を『140万円、いや、もう一声!』。それはいくらでも理屈はつくんだけど、その時に税金はいくら減りますか?その部分をどこから出しますか?まさか次の時代にみんな借金送りするわけじゃないでしょうね?というような話をこれからしなければいけない」と語った。