橋本大臣、選択的夫婦別姓「前向きに検討する」導入議論に積極姿勢
橋本聖子男女共同参画担当相(56)は9日、閣議後に会見した。選択的夫婦別姓について、自民党の下村博文政調会長が「議論していかないといけないテーマ」などと発言したことを受け、「議論を進めていただけるのは非常にありがたい。政府として、積極的に第5次(男女共同参画)基本計画にも盛り込んでいきたい」と導入に向けた議論に取り組む姿勢を示した。
夫婦が望む場合、結婚後もそれぞれの旧姓を名乗ることを認める「選択的夫婦別姓」については、世論調査でも導入を支持する意見が広がっており、地方議会では法制化を求める意見書の可決も相次いでいる。
橋本大臣によれば、男女共同参画専門調査会でも複数の委員から「(議論を)積極的に進めるべき」という発言が出たという。「パブリックコメントの意見でも(国民から)大変望まれていること。少子高齢化の中で、国民の皆さんがどのように望んでいるか前向きに検討することは、(国の対応が)非常に前進していると感じてもらえる」と積極的に議論する姿勢を示した。