DeNA・浜地“えげつない打線”味方に日本一貢献だ 阪神では「優勝トロフィー触らなかった」

 入団会見でタオルを掲げる浜地(撮影・西岡正)
 会見でDeNA打線の印象を話す浜地
2枚

 現役ドラフトで阪神からDeNAへ移籍が決まった浜地真澄投手(26)の入団会見が13日、神奈川・横浜市の球団事務所で行われた。新天地でリリーバーとしての活躍が期待される右腕は、新天地でのリーグ優勝と日本シリーズ制覇を、自らの力でたぐり寄せる覚悟を示した。

 ネービーブルーのスーツとネクタイを身につけ、緊張気味に登壇した。8年間在籍した古巣を離れることに「寂しい気持ちもありました」と漏らしつつ、移籍を告げられた際の思いを問われると、率直な胸の内を告白。「(DeNAは)えげつない打線なので、正直、投げたくないなと思っていた。『あの打線にもう投げなくていいのか』と思いました。そこはうれしかった」。会場の笑いを誘い、一気に顔をほころばせた。

 新天地では、悲願のリーグV、そして日本シリーズ連覇へ向け、救援陣の一角として熱い期待が寄せられている。力強い直球を武器に、22年には自己最多の52試合に登板、防御率1・14をマーク。直近2年は数字を落としたものの、層の厚い猛虎のブルペンでもまれてきた。萩原チーム統括本部長は「リリーバーとしてお願いしたいと思っている。今回の現役ドラフトの中でわれわれが一番評価した選手」と希望を託している。

 新たな環境での復活を誓う。「まずは長所の真っすぐを磨くこと。投手陣のレベルも高いので、そこに入っていくのは大変ですけど、やるしかないと思っています」。阪神は昨季、38年ぶりの日本一に輝いたが、自身は30試合登板にとどまった。「僕自身、貢献できたなという体感はなかった。だから、優勝トロフィーは触らなかった。ベイスターズではそれ(トロフィー)を掲げられるように、1年間成績を残したい」と自らの力で頂点をたぐり寄せる覚悟を宣言した。

 背番号はくしくも、キャリアハイの登板数と同じ「52」に決定。番号を超える数字を積み上げるつもりだ。「野球人生が終わった時に、これがターニングポイントだったなと言えるように頑張りたい」。ハマの浜地が全力で腕を振る。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス