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プレスリリース

サイバーエージェントとNVIDIA、高品質なデジタルヒューマン開発を加速 日本市場固有ニーズに対応した3DCG技術の機能拡充に向け協業を開始

ー仮想世界での体験価値向上および新たなビジネス機会創出を目指すー

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株式会社サイバーエージェント(本社:東京都渋谷区、代表取締役:藤田晋、東証プライム市場:証券コード4751 )とNVIDIA(本社:カリフォルニア州サンタクララ、以下「NVIDIA」)は、高品質なデジタルヒューマンの開発および3DCG技術の拡充、コンピューティングインフラストラクチャ構築を目的に、協業を開始したことをお知らせいたします。

本協業では、NVIDIAが提供する「NVIDIA Omniverse」などを活用してデジタルヒューマンの研究開発を加速させるとともに、日本市場の固有ニーズに対応した3DCG技術の共同研究を行うことで、AIでクリエイティブの新たなステージを切り拓き、ビジネス機会の創出を目指します。

AI研究開発組織「AI Lab」を有し3DCG技術を活用したビジネス展開に注力するサイバーエージェント※1と、グラフィックス、シミュレーションおよびAIにおける高度なテクノロジーを有し、アクセラレーテッドコンピューティングで世界をリードするNVIDIA※2が協業することで、両社のもつ研究開発力とサービスへの実装力を通じて、さらなる3DCG技術の発展と社会実装拡大の実現に取り組んでまいります。

昨今、3DCG技術は映画やゲームなどのエンターテインメント領域における活用にとどまらず、人間の分身として人間本来の活動に加え、時空を超えた新しい表現を可能にするデジタルヒューマンや仮想世界における活用が進むなど、世界的に注目を浴びています。

このような背景のもと開始した、本協業における重要テーマは以下のとおりです。

■取り組み内容


・「NVIDIA Omniverse」※3を活用したデジタルヒューマン事業開発
デジタルヒューマンにおける開発では、精密でフォトリアリスティックな3DCGモデルの制作だけでなく、人間の精細な感情の表現も重要なため、最先端の機械学習手法を取り入れた高度な映像表現を実現することが重要です。特に、顔や体を高精細に表現するCG技術、発話映像と音声を同期するリップシンク技術、そして、パーソナライズする上で膨大なパターンのコンテンツ生成が必要とされています。

サイバーエージェントは、著名人のデジタルツインをキャスティングする「デジタルツインレーベル」事業において、「Omniverse」 および「Omniverse Audio2Face」※4 を活用することで、実在する著名人のデジタルアバターのクリエイティブ制作やより自然な発話を実現し、多種多様な広告の生成を目指します。


・「Omniverse Audio2Face」の日本語対応における共同研究
「Omniverse Audio2Face」を日本語の自然言語処理や音声合成と結び付けるため、両社は今後、日本語対応の共同研究についても視野に入れています。サイバーエージェントは、日本語話者の再現研究を行っており、そのスクリプトをもとにした日本語の学習データは、「Omniverse Audio2Face」 を日本語に対応させるためのAIモデルのトレーニングに活用できます。
日本語の形態素解析や感情分析をもとに「Omniverse Audio2Face」を日本語対応させることで、デジタルヒューマンの日本語発話の精度向上を目指すとともに、さらなる高度なデジタルヒューマンの実現への道筋となることを期待しています。


・高品質なデジタルヒューマン開発に向けたAI開発環境の構築
高品質なデジタルヒューマンの開発を加速し、様々な領域における高度なAI開発を推進するためには、十分なパフォーマンスを提供することができるエンタープライズ規模のコンピューティングインフラストラクチャが必須です。
サイバーエージェントとNVIDIAは、「NVIDIA Omniverse Enterprise」※5 の活用をはじめ、最高クラスのインフラストラクチャと高速かつスケーラブルなパフォーマンスを提供することができるAI開発環境の構築においても協業してまいります。
 


▼デジタルヒューマン制作過程イメージ(サイバーエージェント)
※制作したデジタルヒューマンの表情を動かす工程において、「NVIDIA Omniverse Audio2Face」を活用し、音声ソースからフェイシャルアニメーションを自動生成いたします
▼「NVIDIA Omniverse Audio2Face」の主な機能の概要説明動画(NVIDIA)
※「NVIDIA Omniverse Audio2Face」で、AIを活用したフェイシャルアニメーションのデモ 動画はこちら  
今後も、当社では3DCGにおける先進技術の導入や新たな試みを通じて、デジタルヒューマンの研究、社会実装および仮想世界における新たな価値を創造するとともに、企業のマーケティング活動に貢献してまいります。

■コメント

株式会社サイバーエージェント 常務執行役員 内藤 貴仁
「GPUの発明をはじめAI領域における先駆的な取り組みをされてきたNVIDIA様と共に、3DCG市場を開拓できることを嬉しく思います。これまでにはない先進技術の導入や新たな試みを通じて、デジタルヒューマンの研究・社会実装が加速することを楽しみにしております。新たなビジネス機会の創出を目指すとともに、デジタルヒューマンの日本語発話の精度向上など日本市場ならではの研究にも取り組んでまいりますので、NVIDIA様との今後の取り組みに是非ご期待ください。」


エヌビディア 日本代表 兼 米国本社副社長 大崎真孝
「サイバーエージェント様と3DCG市場の拡大に向けて、協力体制を築けることを大変心強く思います。サイバーエージェント様の戦略の中核となるAIによるコンテンツ生成においてNVIDIA Omniverse 、ならびにNVIDIAのAIコンピューティング プラットフォームが、これら事業に貢献できるよう協力体制を強化することとなりました。広告コンテンツの多様化、また仮想世界という媒体の活性化が進む中、両社の協業が、3DCGにおける表現の高度化、日本市場にあったコンテンツ制作に寄与し、ユーザーに新たな価値を提供ができることを期待しております。」


■本領域における両社のこれまでの取り組みについて
※1サイバーエージェントの取り組みについて
AI研究開発組織 「AI Lab」 および「デジタルヒューマン研究センター」においてディープラーニングを用いた3DCGモデル生成の研究を行うほか、フォトグラメトリー技術やCG制作を強みとする株式会社CyberHuman Productionsを設立するなど、3DCG技術の研究開発および社会実装を積極的に行ってきました。また2022年2月には、サイバーエージェントが培ってきたAIや3DCG技術、小売企業のDX支援実績を活かし、仮想世界における企業の販促活動を支援するバーチャル店舗開発に特化した株式会社CyberMetaverse Productionsを設立し、仮想世界でのサービス展開にも力を入れています。

※2 NVIDIAの取り組みについて
NVIDIAは3Dデジタルコンテンツ制作におけるリアルタイムコラボレーションおよびデジタルツインのシミュレーションのためのプラットフォームであるNVIDIA Omniverse を提供しています。プロジェクトチームは、場所を選ばずに同じ 3D モデルでコラボレーションしながら、生産性を最大化し、コミュニケーションを強化することで、イノベーションを促進することができます。Omniverse は、高度でフォトリアリスティックなシーンの迅速な制作を可能にし、AIを活用して音声ソースだけで豊かな表情の顔のアニメーションを自動で生成することができ、さらに複雑で物理的に正確なリアルタイムシミュレーションの構築なども支援します。

「Omniverse Audio2Face」 および「NVIDIA Omniverse Enterprise」について
※3 「Omniverse」について
3D ワークフローを実行する、仮想世界のシミュレーションおよびコラボレーションのためのプラットフォームです。https://www.nvidia.com/ja-jp/omniverse/

※4 「Omniverse Audio2Face」について
Omniverse Audio2Faceは、NVIDIAディープラーニングAIテクノロジーを使用し、あらゆるボイスオーバートラックに合わせた3DCGモデルのアニメーション化を支援します。音声ソースから表現力豊かな顔のアニメーションを素早く簡単に生成することができます。
https://www.nvidia.com/ja-jp/omniverse/apps/audio2face/

※5 「NVIDIA Omniverse Enterprise」について
複数のソフトウェア スイートで作業するグローバルな3Dデザイン チームが、共有された仮想空間で、あらゆる端末からリアルタイムに共同で編集できるコラボレーション環境を実現します。汎用的な3Dシーン フォーマットであるUniversal Scene Description (USD) に対応しているため、異なった3Dデザインアプリ間でのデータ互換性を提供します。NVIDIA Omniverse Enterpriseは、デジタル ツイン開発のための仮想世界シミュレーション プラットフォームです。
https://www.nvidia.com/ja-jp/omniverse/enterprise/


NVIDIAについて
1999 年における NVIDIA (NASDAQ表示: NVDA) による GPU の発明は、PC ゲーミング市場の成長に爆発的な拍車をかけ、現代のコンピューター グラフィックス、ハイパフォーマンス コンピューティング、そして人工知能 (AI) を再定義しました。NVIDIA のアクセラレーテッド コンピューティングと AI における先駆的な取り組みは、輸送、ヘルスケア、製造業などの数兆ドル規模の産業を再構築し、その他のさまざまな産業の拡大も加速させています。


© 2022 NVIDIA Corporation. All rights reserved. NVIDIA、およびNVIDIA ロゴ、NVIDIA Omniverseは米国およびその他の国々の NVIDIA Corporation (エヌビディア コーポレーション) の商標かつ/あるいは登録商標です。その他の会社名、機関名や製品名についても、それらに関連付けられる各機関の商標である可能性があります。製品の特徴、価格、発売・販売および仕様は、予告なしに変更されることがあります。



【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社サイバーエージェント 
AI事業本部 広報 
[email protected]

エヌビディア 広報部
[email protected] 

エヌビディアPR事務局
担当 坂本、五十嵐、加藤、山村 
メール [email protected]
電話 03-3261-2020(代表)