伝統を超えた、電脳の世界へ― VR能『攻殻機動隊』神秘的な本ビジュアル完成
8月に世田谷パブリックシアターで上演されるVR能『攻殻機動隊』より、伝統芸能と最新技術が融合した神秘的な本ビジュアルが解禁された。
【写真】公演に先駆け一部上演 VR能『攻殻機動隊』の様子
VR能『攻殻機動隊』は、さまざまな最先端技術を駆使して仮想現実空間を再現し上演される能舞台で、日本が世界に誇るSF漫画の金字塔『攻殻機動隊』を能で表現したもの。世界で初めてVRメガネなしで仮想現実空間を再現し上演される。
演出は、舞台『ペルソナ』シリーズや舞台版『攻殻機動隊ARISE』、AKB版『仁義なき戦い』を手掛けた映画監督、奥秀太郎が担当。脚本は、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』や『BLOOD』シリーズなどの脚本で知られる藤咲淳一、映像技術は、舞台版『攻殻機動隊ARISE』、3D能シリーズなど、日本初の舞台での3D映像を開発してきた福地健太郎(明治大学教授)、VR技術は、国内のVR研究での第一人者の稲見昌彦(東京大学教授)と、いずれも各分野での最先端を駆け抜ける第一人者が手掛ける。
そして、坂口貴信、川口晃平、谷本健吾といった、実力・知名度ともに現在の能のシーンを牽引する観世流能楽師たちが出演し、世界初・本邦初のさまざまな技術と日本の伝統芸能の先鋒とが高次元なレベルで融合し、攻殻機動隊の世界を再現した舞台芸術の未来を創りだす。
解禁されたビジュアルには、紫色の唐織を羽織り、右手には金色と赤のコントラストが美しい扇を持つという、豪華絢爛な能装束に身を包んた主人公・草薙素子が、「攻殻機動隊」の世界観を表したサイバー空間に浮かび上がるように描かれ、伝統芸能と最新技術の融合を感じさせるビジュアルに仕上がった。
なお、本作のチケット先行販売が本日5月30日よりスタート。6月20日より一般発売される。詳細は公式HPにて。
VR能『攻殻機動隊』は、8月22日~23日まで東京・世田谷パブリックシアターにて上演。