「オッペンハイマー」興収5億ドルを突破、第2次大戦映画として最多
ニューヨーク(CNN) 映画「バービー」の世界興行収入が10億ドル(約1420億円)を突破したのと同じ日に、映画「オッペンハイマー」の興行収入が5億ドル(約710億円)を突破した。米国では、作風が全く異なるこの2作品を組み合わせた「バーベンハイマー」現象が巻き起こっている。
ユニバーサル・ピクチャーズの6日の発表によると、3週間前に公開されたオッペンハイマーの世界興行収入は推定5億5290万ドルに到達。17歳未満の観客に成人の同行を求めるR指定で今年公開された映画の中では最多で、ユニバーサルのR指定映画としては米国内最速で2億ドルの大台に乗った。さらに、第2次世界大戦を舞台にした映画の興行収入としても同社史上最多となった。
3週目に入ったオッペンハイマーは、米国でも世界でも3番目の興行成績を記録している。
オッペンハイマーは原爆を開発したマンハッタン計画の物理学者、ロバート・オッペンハイマーを描いたクリストファー・ノーラン監督の超大作。過去に世界興行収入が5億ドルを突破した伝記映画は、「ボヘミアン・ラプソディ」「パッション」「アメリカン・スナイパー」の3作品のみだった。
オッペンハイマーとバービーは、いずれも7月21日に米国などで公開された。