『シビル・ウォー』監督がイラク戦争のリアルを極限再現 A24新作『ウォーフェア 戦地最前線』公開決定

映画『シビル・ウォー アメリカ最後の日』(2024)のアレックス・ガーランド監督が、A24と再びタッグを組み製作した戦争映画『WARFARE』が、『ウォーフェア 戦地最前線』の邦題で2026年1月16日に日本公開されることが決定し、特報とキービジュアル(2種)が公開された。
【動画】イラク戦争のリアルを極限再現…『ウォーフェア 戦地最前線』特報
『シビル・ウォー』で国家の分断と内戦をリアルに描いたガーランド監督が今回題材として選んだのは、2003年に勃発したイラク戦争。本作の共同監督を務めるレイ・メンドーサがかつて所属していた米軍特殊部隊での実体験に基づき、ガーランド監督が脚本を執筆しており、実際の兵士にも徹底した聞き取りを行い、フィクションでは決して描き得ない戦争のリアルを極限まで再現した。
舞台は2006年、イラク。アメリカ軍特殊部隊8名の小隊は、危険地帯・ラマディで、アルカイダ幹部の監視と狙撃の任務に就いていた。ところが、想定よりも早く事態を察知した敵兵が先制攻撃を仕掛け、市街で突如全面衝突が始まる。退路もなく敵兵に完全包囲される中、重傷者が続出。部隊の指揮をとることを諦める者、本部との通信を断つ者、悲鳴を上げる者……負傷した仲間をひきずり放心状態の隊員たちに、さらなる銃弾が降り注ぐ。
特報は、アルカイダにより360度包囲され、壮絶な戦場に閉じ込められた小隊の姿を捉えたもの。爆音と銃撃、血と煙に覆われた戦場はまさに地獄で、観る者の神経を刺激する。
特殊部隊役キャストには、映画界の若手俳優陣が集結。『ミッドサマー』のウィル・ポールターをはじめ、『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』でヒューマン・トーチを演じたジョセフ・クイン、ドラマ「SHOGUN 将軍」の安針でブレイクしたコズモ・ジャーヴィス、『メイ・ディセンバー ゆれる真実』のチャールズ・メルトンらが名を連ねる。(編集部・倉本拓弥)
映画『ウォーフェア 戦地最前線』は2026年1月16日 (金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開