「今際の国のアリス」大倉孝二演じる薬中キャラ話題

山崎賢人(※崎=たつさき)と土屋太鳳が主演を務めるNetflixシリーズ「今際の国のアリス」シーズン3(世界独占配信中)。新たな“げぇむ”参加者が続々登場するなか、大倉孝二演じるテツが注目を浴びている(※一部ネタバレあり)。
本シリーズは、命懸けの“げぇむ”を強いられる不思議な国に放り込まれたアリス(山崎)とウサギ(土屋)が元の世界に戻るため仲間たちと力を合わせ、国民と呼ばれる敵と死闘を繰り広げるサバイバルアクション。シーズン3の舞台は、今際の国ですべての“げぇむ”に勝利したアリスとウサギが元の世界に戻ってから4年後。二人は結婚して幸せな日々を過ごしていたが、ある日ウサギが失踪。死後の世界を研究しているリュウジという男と接触し、今際の国に旅立ったウサギを取り戻すため、アリスは再び今際の国に足を踏み入れる……。
シーズン3ではアリスとウサギが別行動の展開となり、大倉演じるテツはアリスチームのメンバー。短気で口が悪く、薬物中毒者であることを隠して“げぇむ”に参加する危うい人物……と設定を聞くと、ヤバいヤツに思えるが物語が進むにつれ意外な一面が見えてくるのがポイント。人間の“弱さ”を集約したかのようなキャラクター。葛藤し続ける姿が多くの共感を誘っているようで、「最高のキャラ」「いいキャラ」「役どころが素敵すぎる」「惚れまくった」「カッコ良すぎる」など目を奪われる視聴者が続出。大倉の演技に「演技最高すぎる」「さすが」「演技巧者ぶりが際立つ」と絶賛が相次いでいる。

人間臭いキャラクターに定評のある大倉は、今年6月に公開された映画『でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男』では、児童へのいじめの容疑がかけられた主人公・薮下誠一(綾野剛)を校長と共に追い詰める教頭を好演。絵に描いたような長いものに巻かれる、あるいは事なかれ主義の小市民がハマっていた。一方、4月期テレビ朝日系ドラマ「魔物」ではヒロイン(麻生久美子)の同僚弁護士役として三枚目の役どころが注目を浴びた。現在、主演舞台「最後のドン・キホーテ THE LAST REMAKE of Don Quixote」(ケラリーノ・サンドロヴィッチ作・演出)が上演中。今後は『劇場版「緊急取調室 THE FINAL」』の公開を控えている。
シーズン3では新たにリュウジ役の賀来賢人をはじめ須藤理彩、池内博之、玉城ティナ、醍醐虎汰朗、玄理、吉柳咲良、三河悠冴、岩永丞威、池田朱那らが出演。配信直後には謎の老紳士を、渡辺謙が演じていることが発表された。(石川友里恵)