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SDGs 中日新聞社・グループ会社の取り組み

 中日新聞社およびグループ会社は、SDGsに関するニュースや話題を日々発信するとともに、教育、福祉、防災、文化、スポーツなど各種事業、顕彰制度、新聞製作や販売の現場、グループ各社の事業活動において、SDGsのゴール達成に向けたさまざまな取り組みをしています。その一端を紹介します。

名古屋本社

2.飢餓をゼロに

飢餓をゼロに

飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する

中日農業賞

 農業は生産を通じて人々の命と健康を守り、生態系や景観の保全、地域文化やコミュニティーの維持に大きな役割を担っています。中日新聞社には「中日農業賞」という表彰制度があり、新しい経営理念を抱いて農業に励み、地域社会に積極的な役割を果たしている中部9県の若手農業者を毎年顕彰しています。顕彰を通じて、消費者の皆さんにも農業や食について関心を持ってもらいたいと考えています。

中日農業賞
4.質の高い教育をみんなに

質の高い教育をみんなに

すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する

中日青葉学園

 中日青葉学園(愛知県日進市)は、社会福祉法人中日新聞社会事業団が運営する児童福祉施設で、創立から60年余の歴史があります。児童養護施設「あおば館」、児童心理治療施設「わかば館」を併設しており、敷地内には小中学校の「青葉分校」があります。生活と学習を一体的に行い、さまざまな家庭の事情で入所する子どもたちを支援しています。生活環境をより家庭に近づけるため、2022年1月には、あおば館の分園「三つ葉」を地域に開設しました。

中日青葉学園

新聞切り抜き作品コンクール

 「新聞切り抜き作品」は、子どもたちが日々の新聞の中から興味や関心のあるテーマに沿った記事を切り抜いて集め、模造紙に貼り付けて、見出しや意見、感想を書き入れ、一つの作品に仕上げる取り組みです。中日新聞が独自に開発した学習法で、「読解力」「語彙(ごい)力」「文章力」の向上に役立ち、社会の出来事に関心を向けることにもつながります。コンクールは1994年に始まり、毎回3,000点を超える応募があります。

新聞切り抜き作品コンクール

出前新聞講座

 記者、「NIEコーディネーター」と呼ばれる教員経験者、販売担当の社員や販売店主が学校に出向いて、新聞の読み方や文章の書き方、取材から新聞が家庭に届くまでの流れなどを分かりやすく教えています。

外国ルーツの児童生徒向けNIE活動

 多文化共生のまちとして「SDGs未来都市」に選定されている愛知県知立市に協力し、外国から来た子どもたちに日本語や日本で生きていくのに必要な知識を本社発行「こどもウイークリー」を使って教えています。

5.ジェンダー平等を実現しよう

ジェンダー平等を実現しよう

ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う

名古屋ウィメンズマラソン

 女性を対象にした国際マラソン大会で、名古屋市内の国際陸連公認コース42.195キロを走ります。毎回、国内外から約1万5,000人が参加します。女性にスポーツの楽しさと、生涯にわたり体力と気力を保つ機会を提供したいと、毎回スタッフ、ボランティア総出で運営に励んでいます。

名古屋ウィメンズマラソン
8.働きがいも経済成長も

働きがいも経済成長も

包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する

スマートファクトリー

 2020年に新しい印刷工場を立ち上げたのを機に、工場のIOT化を進め、データに基づいて新聞印刷業務を”見える化”する「スマートファクトリー」を実現しました。これにより熟練したスキルがなくても安定的な作業が可能になりました。技術の継承や人材難といった課題を解決する取り組みとして、2021年度の日本新聞協会「新聞技術賞」を受賞しました。

スマートファクトリー
11.住み続けられるまちづくりを

住み続けられるまちづくりを

包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する

中日サバイバルキャンプ

 防災・減災について小中学生と保護者が一緒に学ぶ避難生活体験プログラム「備える!中日サバイバルキャンプ」。災害時を生き抜くための技や知恵を1泊2日のキャンプで身につけます。運営スタッフには募集した高校生や大学生が加わり、地域防災の担い手育成にもつながる事業です。ゴール13の気候変動対策に関する教育、人的能力の開発にも役立ちます。地元企業、教育機関、NPOらのつながりを強靱化するためのハブとなる活動や、キャンプ開催地を変え、多くの住民と防災・減災において連携する、といった社会性の高い取り組みが評価され、第8回JACE(日本イベント産業振興協会)イベントアワードで優秀賞を受賞しました。

備える!中日サバイバルキャンプ
12.つくる責任 つかう責任

つくる責任 つかう責任

持続可能な生産消費形態を確保する

印刷の刷版廃液ゼロ

 新聞印刷では、受信した紙面データを薄いアルミ板にレーザーで焼き付けますが、この板を「刷版」といいます。従来は、刷版のインキがのらない部分を薬品で落としていましたが、中日グループは2020年9月に全印刷工場で無処理版への切り替えを完了し、刷版廃液ゼロを実現しました。また、印刷時に発生する不良印刷紙(白損)を回収し、ペット店でペット用のシーツに有効活用してもらっています。

古紙リサイクルシステム

 在名古屋の新聞社、販売店、製紙会社、古紙回収業者、市民団体に呼び掛けて協議会を立ち上げ、名古屋市に働きかけて、家庭で読み終えた新聞紙を学区ごとに回収するシステムを構築しました。現在、名古屋市内全学区のうち60%余りの学区で回収しており、さらに拡大に努めています。

発送資材の再利用

 印刷工場から新聞販売店への配送時に、新聞を包装しているフィルムや結束バンドを配送トラックの帰路で回収。リサイクル原料にし、包装フィルムや結束バンドに再利用しています。

新聞共同輸送

 中部地区の各新聞社間で連携し、同一地区の販売店へ共同で配送することで、トラックの使用台数を減らし、環境負荷の低減に努めています。夕刊では、鉄道による貨客混載輸送も一部利用しています。

17.パートナーシップで目標を達成しよう

パートナーシップで目標を達成しよう

持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する

SDGs関連イベント開催

 SDGsについて理解を深めてもらおうと、中部地方の企業や大学がSDGsに関する取り組みの発表やパネル報告をする「中日SDGsフェア」を名古屋市で開催しました。また、広告協賛企業から講師を派遣してもらう「出張授業」を企画し、中学生にSDGsや経済の仕組みについて学んでもらっています。

SDGs関連イベント開催
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