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連節バスの乗り心地は 名駅−栄間、SRT社会実験始まる

2022年9月4日 05時05分 (9月4日 18時57分更新)
新たな路面公共交通システム(SRT)の導入に向け、社会実験で走行する連節バス=名駅で

新たな路面公共交通システム(SRT)の導入に向け、社会実験で走行する連節バス=名駅で

 リニア中央新幹線の開業を見据え、名古屋市が導入を検討しているバス型の路面公共交通システム(SRT)の社会実験が三日、名古屋駅−栄間で行われた。四日も実施し、乗車した人や通行人の反応などを検証する。
 二日間で六百人余りが乗車する。車両は、広い車内で存在感のあるデザインなど、市が検討するコンセプトに近い岐阜市内を走る真っ赤な連節バス「清流ライナー」を使用した。
 千種区の主婦足立加奈子さん(42)は「座面が低く快適で、わくわくした」。長男晴一朗君(6つ)は「連節がかっこよかった」と笑顔を見せた。一方「特に普通のバスと変わらなかった」と話す体験者も。
 市の構想では、新たなデザインで車両を開発し、専用レーンを設けるといった走行環境の整備なども検討する。利便性や快適性を求め、街のにぎわい創出も目指す。
 
 (村松秀規)

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