本文へ移動

振り出しに戻った企業誘致「なんとしても売らなければ」 春日井の3万8000㎡の行方

2024年12月28日 05時10分 (12月28日 05時10分更新)
 春日井市にとっての初めての企業誘致事業が、7月、大手日用品メーカー「花王」の撤退で、振り出しに戻った。すぐ近くで進める春日井インター北の企業誘致は当初の予定よりも後れを取っている。二つの用地は地域に還元される高い経済効果が期待される分、市がどのような企業を誘致できるのか、市民の関心は高い。

土が露出している大泉寺地区企業用地と、近くの春日井インター北企業用地=春日井市で(同市提供)

 花王が物流センターの建設を予定していた大泉寺地区企業用地は国道19号沿いで、広さは約3万8千平方メートル。市が主体となり、約25億円を費やして用地買収、造成、企業誘致した初めての事業で、2016年度に始まった。18年に約33億円で花王と契約し、21年中に物流センターの供用開始を予定していたが、新型コロナの影響で延期後、ドライバー不足など「2024年問題」を理由に、今年7月に契約が解除された。
 花王から買い戻した土地は既に整備されており...

この記事は会員限定です。
紙の新聞の定期購読者の方は、無料で会員登録できます。

中日プラスに登録すると
中日新聞電子版が利用できる
会員向け記事が読み放題
各種メールマガジンで最新情報をお届け

※紙の新聞とは、中日新聞朝刊・北陸中日新聞朝刊・日刊県民福井です。

よくある質問はこちら

関連キーワード

おすすめ情報

愛知の新着

記事一覧