12月12日、シリアのアサド政権は北部の主要都市で、反政府勢力の拠点、アレッポをほぼ制圧したと報じられている。国連人道問題調整事務所の広報担当者は、今のアレッポについて「人道がメルトダウンしている」と表現した。
アレッポにいる人たちは、最後になるかもしれないと、SNS上にメッセージを次々と投稿している。
おそらくアレッポからの私の最後のメッセージだ。政府軍が包囲し、地中貫通爆弾が降り注いでいる。
ロシア軍の空爆の中、政府軍は民家を襲撃。女性や子供を含む民間人を殺害していると伝えられている。
東アレッポに住んでいるとされる7歳のバナ・アラベドのアカウントでは、バナと家族のものとみられるツイートが投稿されている。
私は7歳のバナ。東アレッポから、リアルタイムで世界にメッセージを送ります。今まさに生きるか死ぬかの瀬戸際にいます。 - バナ
最後のメッセージ。昨日から人が死に続けている。自分が生きていて、ツイートしていることが信じられない。 - ファテマ
地元ジャーナリストや活動家は、国際社会に支援を呼びかけている。
包囲されたアレッポにまだいる。政府軍は街を制圧しきっていない。人々は助けを求めている。国際社会の保護を求めている。
理解してほしい。単にとらわれて降伏するわけにはいかない。これは犯罪だ。死んだとしても腑に落ちないままかもしれない。
そして、写真も投稿されている。
ラマーが抱っこして、と言っている。明日もまたラマーの顔をみられるだろうか?
さよならかな。私たちのために立ち上がってくれた人たち、ありがとう。でももう直ぐ終りだ。あと何時間かで殺されてしまう。
国連人権高等弁務官事務所の広報担当官、ロバート・コヴィルは、これまで82人が死亡したと報告を受けており、うち11人が女性、13人が子供だったとBuzzFeed Newsに語っている。
悪夢から目を覚ましたい。アレッポは消し去られようとしている。5万人が殺されようとしている。多くは女性と子供たちだ。
地元のボランティア救援組織、White Helmetsは、道端に遺体があり、多くの犠牲者がでているとツイートしている。
包囲されたアレッポでどれだけ犠牲がでているかわからない。破壊された道路や建物は遺体で溢れている。地獄絵図だ。
子供たちが泣いていて、助けを求めている。でも私たちは何もできないでいる。爆撃が続いているから。
この記事は英語から翻訳されました。