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「何のために働くのか」その答えは対話から生まれる

Sponsored Content by PERSOL CAREER

Jan 16, 2020, 11:00 AM

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一枚目
(写真左)清水宏昭さん。パーソルキャリア株式会社 iX統括編集長。2019年3月に誕生した、日本初のハイクラス人材のためのキャリア戦略プラットフォーム「iX(アイエックス)」のマーケティング責任者を務める。(写真右)櫻井将さん。エール株式会社 代表取締役社長。管理職/次世代リーダー層の育成を行うクラウド1on1サービス 『YeLL(エール)』を運営。

「コーチング」というと、経営層が活用するものというイメージがあるかもしれない。だが、最新のトレンドは、従来のイメージを覆す。問いを与え、自身の内面から答えを引き出すコーチングのポテンシャルに着目した大企業の組織や、個人向けサービスの需要が増えているのだという。コーチングは、個人のキャリア形成にどう役立つのか? コーチングの力を知り尽くす、パーソルキャリアの清水宏昭さんとYeLLの櫻井将さんが語り合った。

「権限が増えると迷いも増える」管理職の悩み

二枚め

清水:コーチングの可能性に気づいたのは、自分自身が受けて、多くのものを得たからです。私は今の会社に中途で入社しました。前職はエンターテインメント業界で、そこでもコーチングを受けたことはあったのですが、このときは「あまり必要性を感じない」という感想しかなかった。

それも当たり前で、当時はまだ30代前半で大きな権限も与えられておらず、目の前の仕事をやるので精一杯だったんですね。コーチの方との相性も合わない印象で、よく分からないまま終わった。

40代になって、今の会社に移り管理職を務めるようになってからもう一度コーチングを受けたんです。それが良かったんですよね。コーチという第三者と話しながら、自分の課題を洗い出して、解決を引き出していくコーチングの力を実感することができました。

パーソルキャリアは2019年10月から、櫻井さんが代表を務めるYeLLと「クラウドキャリアコーチ」のサービスを始めています。今回、サービスを提供するにあたって、改めて「YeLL」でコーチングを受けました。そこでは、プロジェクトを抱えすぎていたことや、仕事とプライベートとのバランスについて率直に話し、自分の考えを整理することができました。

櫻井コーチングが有効なのは、成長したい、もしくは、何かを解決したいと思っている人です。「自分はこのままでいいんだ」って思っている人にはあまり有効ではありません。

清水:まさに10年前の自分がそうでした。

コーチングは「時間より相性」が大事

三枚目

櫻井:コーチングは外部から答えを与えるものではなく、まさに自分の中に持っている考えを、他者に関わってもらいながら引き出していくというものです。私も部下の育成で悩んでいたときに「コーチング」に初めて出合いました。

コーチングがエグゼクティブ向けだと思われているのは、自分の意思決定が影響を及ぼす範囲が、役職が上にいくほど広くなるからです。重要な意思決定であればあるほど、必ず自分自身と向き合う場面が出てきます。

自分の意思決定一つで会社の明暗が決まる、部下の人生に決定的な影響を与える。そのときに自分が何のために決断をするのか、自分がどのような思いで仕事に向き合っているのかが問われるのです。そこにコーチングの需要が生まれます。

ですが、意思決定が大事なのはエグゼクティブ以外でも同じですよね。キャリアを考えるというのも人生において大きな意思決定の一つです。例えば転職するなら、当たり前ですがキャリア形成への考え方が問われます。一方で、会社に残るというのも1つの意思決定です。会社に残るという選択によって、どんな人生を送りたいのかを明確にした方が良いに決まっています。

エグゼクティブに限らず、自分で決められることは案外多いものです。自分を見つめ直した結果、働き方も自身の考えも変わると思います

清水:その通りですね。私の場合、櫻井さんの会社で受けたコーチングは30分×4回でたった2時間でした。しかも、電話だけで受けられます。それが今の仕事にものすごく役立っています。

コーチの方は副業でやっておられて、お互いの仕事もよく似ているせいか、話も早かったですね。電話というのも私には良かったです。顔をあわせるとなると、服装もしっかりして……とかいろんなものに気を遣ってしまいます。

櫻井:かけた時間よりも、相性が大事なんです。相性がいいコーチとなら2時間でも得られるものは大きい。相性が悪いと、たとえ20時間かけても難しいですね。

見過ごしがちな「自分にとっての幸せ」

四枚め

櫻井:コーチングで清水さんにとって一番、心に残っている質問はなんですか?

清水:「清水さんにとって、どういうのが幸せな状態なんですかね?」って聞かれたことですね。私は今の仕事は大好きだけど、自分にとっての幸せを深く考えたことがなかったんです。

ちょうどその頃は新規事業の立ち上げも担当していて、社内で相談しても「正解」がわからない状況でした。さらに他の仕事も山積みで、「自分が何とかしなきゃ」と同時進行でいくつもの仕事を抱えていましたね。

その結果、プライベートな時間がなくなり、人と会う時間がなくなる。そうなると人脈も何も広がらず、悪循環に陥ります。忙しいとぎっくり腰になるんですけど、抱えていた時期は年に8回も繰り返していました。

コーチの方に問われて考えてみたんですね。仕事も大事だけど、やっぱりプライベートも大事だし、人生で叶えたいことだってあります。本当にそこまで抱える必要があるのだろうかって考えてみたら、やっぱり無いんですよね。

抱えるのが幸せな状態ではないって気づいて、他に人に任せられるものは任せようって切り替えていきました。

今年はぎっくり腰も1回だけです。本当に心身ともに楽に仕事ができています。

櫻井コーチングの良いところは大きく2つあります。一つは、他者が関わることによっていつもと違う視点での気づきがうまれることです。1人で考えていても、いつも同じ結論になったりしませんか?清水さんも、たった 一つの問いで、新たな気づきを得て、自分で働き方を変えています。

そして、もう一つは自分のための時間を確保することです。ビジネスパーソンに限らず、多くの人は自分のことを振り返るためにわざわざ時間を割きません。だけど、敢えて時間を確保して振り返りをすると、自分のためになる気づきが非常に多い。それを一人で行うよりも、さらに効果的に行うために、コーチという第三者に関わってもらうわけです。

「電話で完結」コーチングをカジュアルに

五枚め

櫻井コーチングは、自分の中に溜まっている情報から答えを引き出すもの。転職に悩んだり、リセットして別のキャリアを踏み出したいと考えたりしている人にもとても有効だと思います。

清水:それでYeLLと協力して一緒に開始した事業が「クラウドキャリアコーチ」です。キャリア形成を前向きに考えている全てのビジネスパーソンが対象です。

世の中には、転職を具体的に考えている人だけでなく、転職にそこまで積極的ではなくても、キャリアを考えたいという人の方が多く存在している。

コーチングはキャリア形成に有効な方法だと思いますが、今はエグゼクティブ向けのサービスがほとんどで、若いビジネスパーソンには手が届かないような価格帯ばかり。受けるチャンスがないんです。

私たちのサービスは若い人でもコーチングが受けられる価格設定にしています。YeLLのコーチ陣は女性も含めて、キャリアがあるビジネスパーソンなど本業を持っている方が多いので、価格も抑えられるんですね。

櫻井:清水さんが受けた時のように基本は電話です。変にかしこまる必要もないですし、歩きながら話すということも可能です。「原稿に悩んだ作家が、歩きながら考える」という話がありますが、身体を動かしていたほうがいいアイデアがでるという人も結構多いんですよね。

清水:キャリアにおいては、むしろ「転職しない」って自分で意思決定することも重要なんだと思っています。今の会社に残って頑張るという意思決定です。「自己決定」と「幸福度」は相関すると言われています。

日本のビジネスパーソンの幸福度は世界的に見て、非常に低いというデータがあります。それは自己決定できる領域が少ないからです。新卒一括採用で入社して、あとはジョブローテーションで専門領域を持たずに社会人生活を続けていく。そうするとモチベーションも幸福度も下がってしまうんです。転職を含めたキャリア形成は、まだ自己決定ができますよね。コーチングはそれをサポートするものです。

「自分で決める」が幸福度を高める

六枚め

清水:私も部下を持っていますが、例えば女性の部下のキャリア形成について適切に答えられる自信がありませんし、部下だって私に相談しづらいこともあると思います。

転職も同じです。上司や社内の人に相談しづらいですよね。私も経験してきましたが、仕事について上司に相談しても「よくわかるよ。自分も大変だった。だから頑張れ」で終わることもしばしばあります。

自分を振り返るときは、さらけだすことが重要なのに、中途半端に自分を知っている人には話しにくい。そうなると、他に持っていく場がないんです。

ひとりの上司として言えば、部下のより良いキャリアにつながる場があればいいなぁと思ってきました。このサービスは今までの経験もあってできています。人から言われたことなんて3日と持ちません。若い人に積極的に使ってほしいですね。

櫻井: 私は、特に女性にはぜひコーチングを受けてほしいと思っています。仕事も家庭もどちらも好きなことのはずなのに、両立しようとするとなぜか両方つらくなる。「子育てしながら仕事しているのに、30分も余白時間はない!」という人こそ、自分のためだけの30分を使ってあげてほしいんです。

また今は、仕事観そのものが変化しつつある時代です。これまでは転職なら「できること=Can」をベースに組み立てられていました。つまり、自分にできることを軸に、仕事や職場を探せば良かった。これからの時代はそれだけではなく、働くことに自分なりの「ミッション=Will」がもっと求められると思っています。

「自分が何のために働くか」「自分がどうなりたいか」が仕事や職場を選ぶ上で、非常に大事になってくるでしょう。自己実現できる場所を自分で選ぶことができれば、先にあげたようなビジネスパーソンの幸福度はもっと高まると思います。

このサービスは、自分自身が何をしたいか悩んだ時に、すぐそばにいる存在になりたいと思って立ち上げました。ぜひ、多くの方にまずはコーチングを試してもらいたいですね。


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