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趣味掲載日:2021-01-13

ハンドメイド作家・紙のかんづめさんインタビュー
キュートでユニークなペーパーアイテムを生み出す背景をお聞きしました

【ハンドメイド作家・紙のかんづめさんインタビュー】キュートでユニークなペーパーアイテムを生み出す背景をお聞きしました

メモやメッセージカード、栞など、紙でできたアイテムは特別な温かみを感じる方も多いはず。

インターネットを中心に、紙でできたアイテムを販売する“紙のかんづめ”さんは、見惚れてしまうような素敵なアクセサリーから、クスッと笑えるユニークなメッセージカードまで、私たちの目を楽しませてくれるものばかりです。

今回は、そんな紙のかんづめさんに製作を始められたきっかけや素敵なペーパーアイテムが生まれる背景について、インタビューを行いました。

あなたも手に取ってみたくなるようなものに出会えるかもしれません。

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この記事を書いた人

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紙のかんづめさん・プロフィール

紙でできることをカタチにしている紙モノ作家。日常に寄り添った、ユニークな作品を制作している。

起きた瞬間形に残したくなる、アイデアから生まれるアイテムたち

起きた瞬間形に残したくなる、アイデアから生まれるアイテムたち

─ 紙のかんづめさんが、ペーパーアイテムの制作を始められたきっかけをお聞かせください。

紙のかんづめさん: 私はもともとグラフィックデザイナーの仕事をしていたのですが、結婚後は事務職の短期アルバイトをしていました。

事務職では仕事柄電話の受け答えをする機会が多く、伝言メモを毎日書いて渡すうちに、逐一自分の名前を書くのが面倒に感じました。

そこで、自分の似顔絵と名前が入ったメモ帳をハンドメイドで作ったところ、それを見た同僚が「いいね!」と言ってくれて。

彼女たちの分も作ってプレゼントしたら、とても喜んでくれたんです。

そのとき、「こういう雑貨を作って喜んでもらえる仕事がしたいなあ」と漠然と思い、調べたところ紙アイテムを作っている作家さんの存在を知りました。

それから、イベントに出向いて情報収拾するうちに、ネットで販売できるということも知り始めたのがきっかけですね。

─ これまで製作された中で、特に印象に残っているものについてご紹介ください。

紙のかんづめさん: やはり、1番最初に作った作品「ティーバッグメッセージ」ですね。

この作品は、三角のティーバッグの中に小さな手紙が入っており、プレゼントを渡す時の紙袋などに引っ掛けて使うメッセージカードです。

「とにかく見たことのないようなものを!」と気合を入れ、たくさん考えて、改良して……とハンドメイドで量産するには大変になってしまって……(笑)

残念ながら、現在は販売していないのですが、どこかの企業さんが製品化してくれないかな?なんて密かに思っています。

これまで製作された中で、特に印象に残っているものについてご紹介ください。

─ 本物のティーバッグと見間違えるような、リアルな作品ですね!ぜひ、また手に取れる機会があると嬉しいです。では、普段作品のアイデアはどんな瞬間に浮かぶのでしょうか。

紙のかんづめさん: 眠る直前です!(笑) 「次は何作ろうかなぁ」と考えを巡らせているとポワンと浮かんできます。

ところが、次の日の朝になるとすっかり忘れてしまっていることも少なくありません。そういったアイデアは、残念ながらボツですね。

朝になっても忘れない、起きた途端作りたくなる、それがリリースされた作品たちです。

─ これまで作品をご購入されたお客様からは、どんな声がありましたか。

紙のかんづめさん: 作品をご購入されるお客様は、文具好きな方はもちろん、贈り物好きな方が多くいらっしゃいます。

私自身も文具は好きですが、ついついもったいなくて使えない……ということもしばしばです。

私と同じく「もったいなくて使えないので、しばらく飾っておきます!」といった声もありますし、贈り物好きな方はどんどん使用し、「ラッピング大好評でした!またお願いします!」なんて声もあります。

もちろん、どちらも嬉しすぎるお言葉ですね。

作品の要は、「いい感じの紙」

─ 製作にはどんな道具やツールを使っているのでしょうか。

紙のかんづめさん: 私の制作に必須なのは、PC(mac)とインクジェットプリンター、はさみ、定規、カッターなどの文具、そしてなにより「いい感じの紙」です。

─ 道具のほか、材料にもこだわりを持っていらっしゃるのですね。「いい感じの紙」とは、実際どんなものなのでしょうか。

紙のかんづめさん: 制作をしていると、手触り、厚み、見たとき、手に取ったときに「この紙、何かに使えそうだぞ!」と直感でわかることがあります。

紙見本帳を持っているのですが、その中から「この紙!」と思ったものはネットで注文もしています。(なかなか形になっていないものもありますが……(笑)

そして私は福岡在住なので、以前は博多にある紙屋さんにも足を運んでいました。

─ 紙のかんづめさんはInstagramも利用されていますが、お写真を撮影するのにこだわりなどはありますか。

紙のかんづめさん: Instagramですが、実はあまり得意ではないと思っています。

本音を言えば何も考えずにリリースしたもの、そうでないものでもハンドメイドに関するものはすべて写真に納めて掲載したいと思うのですが、いろいろ気にし過ぎるあまり、形にできていないですね。

“紙のかんづめ公式“と言いつつ、企業ではないので私的なものも含んでしまって、運営の難しさを感じています。

写真は上手ではないですが、小物などを使って作品に合った雰囲気を演出するよう心がけています。

作品の要は、「いい感じの紙」

─「特にここに注目してほしい!」という、作品のポイントがあればお聞かせください。

紙のかんづめさん: 意外と作品のパッケージングが好きだったりしまして、紙モノは消耗品ですが、購入していただいた方のお手元に届いた時にちょっと嬉しくなるような、そんなパッケージにしているのでご注目いただけたら嬉しいです。

こちらのサンドイッチをイメージしたアイテムは、ペーパーナプキンに見立てた説明書を同封し、食べ物を入れる用途のペーパーバッグを採用しています。

─ 今後作ってみたいものについて、差し支えない範囲でお聞かせください。

紙のかんづめさん: 前述しましたとおり、文具好きで「いい感じの紙」など収集してたくさんしまっているので、今後は“手元にある材料で何を作るか“ということを課題にしていきたいと思っています。

今あるものを大切に。それができたらもう少し成長できるような気がします。

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取材を終えて

紙の持つ温かみを生かしながら、誰かに見せたくなるペーパーアイテムを制作している紙のかんづめさん。

インタビューを通し、以前からのファンはもちろん、新たに紙のかんづめさんの作品に興味を持った方もいるのではないでしょうか。

今後もどんなわくわくする作品を手掛けられるのか、楽しみですね!

※この記事の内容は、記事掲載開始当初、もしくは更新時のものです。
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