kohana 3.0.xのインストール
PHPのフレームワークCakePHPにふれてみたのですが、なんとなく乗りきれず。CodeIgniterにと思ったのですが、 気分でkohanaにふれてみます。
2009/12/02現在、kohanaにはv2.3.4とv3.xが存在しています。v2.xとv3.xでは、命名規則やルーティングの定義場所など 多くの変更が行われています。ここでは、kohana v3.0.2.1のインストール手順を記録します。
Kohana: The Swift PHP Frameworkからkohana v3.0.2.1をダウンロードします。
ダウンロードしたファイルを展開し、Webサーバー上に配置します。ここでは、public_html/ko3/(例:https://www.bnote.net/ko3/)以下に配置しました。
public_html
|
|-- /ko3/
|
|--/application/
|
|--/modules/
|
|--/system/
|
|--index.php
|
|--install.php
applicationディレクトリのbootstrap.phpを修正します。タイムゾーン及びkohanaフレームワークの基準となるbase_urlを 設定します。
date_default_timezone_set('America/Chicago');
↓
date_default_timezone_set('Asia/Tokyo');
Kohana::init(array('base_url' => '/kohana/'));
↓
Kohana::init(array('base_url' => '/ko3/'));
application/cacheディレクトリ及びapplication/logsディレクトリのパーミッションを0777に変更します。
以上でkohanaの設定が完了します。ブラウザーでkohanaを配置したディレクトリにアクセスし確認してみます。
kohanaの動作確認
kohanaには、インストールされた環境をテストするためにinstall.phpが含まれています。
例えば、ブラウザーからhttps://www.bnote.net/ko3/へアクセスした場合、index.phpが呼ばれinstall.phpが実行されます。
index.phpのコード抜粋
if (file_exists('install'.EXT))
{
// Load the installation check
return include 'install'.EXT;
}
install.phpが実行されると次のように実行環境が確認され結果が表示されます。
設定が正しく完了したら、install.phpを削除(又はリネーム)します。
以上で配置が完了します。
Rewriteの設定
example.htaccessのRewriteBaseを配置したパスへ変更します。
RewriteBase /kohana/
↓
RewriteBase /ko3/
example.htaccessのファイル名を.htaccessへ変更してWebサーバーへ配置します。
私の環境では、「Interval Server Error」が発生したためRewriteRuleを次のように修正しました。
RewriteRule ^(?:application|modules|system)\b - [F,L]
↓
RewriteRule ^(application|modules|system)/ - [F,L]
RewriteRule .* index.php/$0 [PT]
↓
RewriteRule .* index.php [L]
以上で設定が完了します。ブラウザーから配置先へアクセスすると「hello, world!」が表示されます。 kohanaと一緒に配布されているサンプル?(welcome.php)が実行されます。