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スウェーデンの新興車載電池ノースボルトの破綻へのカウントダウンは、6月にBMWが数十億ドル規模の注文をキャンセルしたところから始まった。

当時、重大性はほとんど理解されていなかったが、それから半年もたたない今月21日、同社は米国で連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請したことを明らかにした。
資金調達のために奔走したものの、ドイツ自動車業界の危機は深まり受注が枯渇するのは明らかだった。
ノースボルトは減収に対応するため、事業計画を縮小し人員削減に踏み切った。最後の緊急計画が失敗した時点で、100億ドル(約1兆5000億円)を投じた投資家に残されたのは3000万ドルの現金のみだった。
ノースボルトの破産申請は、より安価で機敏な中国や韓国の競合に対する欧州勢の劣勢を示す事例としても注目される。同社について、共同創業者で最高経営責任者(CEO)のピーター・カールソン氏はわずか1年前、新規株式公開(IPO)候補だと強調していた。
カールソン氏は22日に辞任し、欧州連合(EU)がグリーンプロジェクトで後れを取るリスクがあると警告している。
同氏は、ノースボルトが新たな事業計画の資金調達で最大12億ドルを必要とすると述べた上で、「クリーンテクノロジーへの移行を推進しなければ、われわれは20年後に後悔することになる」と記者団に語った。

ノースボルトの主要投資家はBMWやフォルクスワーゲン(VW)に加え、ゴールドマン・サックス資産運用部門、デンマーク最大の年金基金ATP、英資産運用会社ベイリー・ギフォードのファンドと、多数のスウェーデン企業だ。
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は23日、 ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントが運用するファンドがノースボルトへの投資に絡み年末に約9億ドル近くの評価損を計上する見通しだと報じた。ゴールドマンは電子メールで「極めて分散化されたファンドを通じたマイノリティー投資だった。当社のポートフォリオには、リスクを軽減するために集中投資の制限がある」とコメントしている。
ある投資家はノースボルトが数十億ドルを費やすスピードの速さに衝撃を受けたと、部外秘情報を理由に匿名を条件に語った。この投資家はリターンを得られると7月までは確信していたが、8月初旬にノースボルトのオーナー1人から電話があり、9月までに資金不足に陥る可能性があると警告され状況が変わったという。
同投資家はさらに、遅延の程度や建設予算・プロジェクトの状況の悪化は隠されたままだと指摘。資金の枯渇を隠すためエクセルモデルやスライド資料が使用された状況を明かした。
ノースボルトは連邦破産法11条に基づく手続きにより事業再編を進める。
ノースボルトや出資者が1年前いかに状況を見誤っていたか足元で明らかになっている。昨年秋、ノースボルトは投資銀行を招き、自社の評価額を200億ドルと想定したIPOについて提案を求めたとFTが当時報じていた。
それから6カ月余りたち、ブルームバーグはIPOが2024年から先延ばしになったと報じた。間もなくノースボルトの生産量増加を巡る問題についてVWの商用車部門スカニアが苦言を呈し、BMWが電気自動車に搭載する20億ユーロ(約3200億円)規模の契約を撤回するに至った。
度重なる遅延を受け、ノースボルトがBMW向けに必要な数量を生産することは26年まで不可能だと見られている。26年は当初の目標からほぼ3年後になると、事情に詳しい関係者が非公開情報であることを理由に匿名を条件に語った。
原題:Northvolt’s Collapse Countdown Started With BMW Pulling the Plug(抜粋)