ベゾス氏、マスク氏に反撃－トランプ氏とテスラ株巡る発言を否定

米アマゾン・ドット・コムの創業者ジェフ・ベゾス氏は21日、イーロン・マスク氏の主張を真っ向から否定した。

　　マスク氏の主張によれば、ベゾス氏はトランプ氏が米大統領選で敗北する見込みのため、スペースＸとテスラの株式を売却すべきだと「皆」に話していたという。マスク氏は両社の最高経営責任者（ＣＥＯ）を務める。

　　ベゾス氏は「ノー。100％真実ではない」と、マスク氏が所有するソーシャルメディア「Ｘ」に珍しく投稿した。

　　その後、マスク氏は引き下がったようだった。21日に「それでは、誤りを認める」と返信し、笑い顔の絵文字を付け加えた。

　　今回は、商業宇宙産業で競合するビジネスを展開する両氏の新たな言葉の応酬となった。

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　　マスク氏はロケット打ち上げ業界で支配的地位を占めるスペースＸを所有する。一方、ベゾス氏は宇宙観光・探査企業ブルー・オリジンを創業。また、アマゾンはテスラのライバル企業リビアン・オートモーティブの筆頭株主でもある。

　　２億人余りのフォロワーを持つマスク氏が深夜に最初に行った投稿は、トランプ氏との緊密な関係を浮き彫りにしている。マスク氏はトランプ氏の私邸「マールアラーゴ」で、問題のベゾス氏を巡るゴシップを知ったと投稿していた。

原題：Bezos Hits Back at Musk in Sniping Over Tesla, SpaceX Holdings（抜粋）