マイクロソフトＣＥＯ、アルトマン氏のオープンＡＩ復帰容認示唆

米マイクロソフトのサティア・ナデラ最高経営責任者（ＣＥＯ）は20日、オープンＡＩのＣＥＯを解任されたサム・アルトマン氏について、マイクロソフトへの入社ではなく、オープンＡＩへの復帰を認める用意があることを示唆した。

　　ナデラＣＥＯはブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、アルトマン氏がマイクロソフトに加わるか、オープンＡＩに復帰するかどうかに関係なく、同氏はマイクロソフトと協力することになるだろうとの見解を示した。

　　「サムがどこにいようと、彼はマイクロソフトと共に仕事をする」と同ＣＥＯは述べた。

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　　ナデラ氏はオープンＡＩでアルトマン氏による不正行為の疑いがあったとは聞いていないとし、「引き続きサムと彼のリーダーシップや能力を確信しており、マイクロソフトに迎え入れたい」と語った。

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　　一方で、今後の動向にかかわらず、オープンＡＩはガバナンス（統治）の見直しが必要だとの認識も示した。

　　ナデラＣＥＯは「サプライズは良くない。われわれはうまく連携できる方法で物事を進めたいだけだ」と説明。オープンＡＩの大株主であるマイクロソフトと情報を共有せずに、大きな変化が生じるのは「良くないことであり、必要な変更の一部は間違いなく確保する」と話した。

　　ナデラ氏はアルトマン氏の解任理由に関して聞いていないと説明。「私は何も聞かされていない」とし、「サムの行動についてはコミュニケーションに幾分の問題があったということ以外、取締役会は何も話していない」と明かした。

原題：Microsoft CEO Signals Willingness to Have Altman Rejoin OpenAI（抜粋）