バイデン大統領、武装ドローン100機をウクライナに提供へ－関係者

米国がウクライナに追加提供する兵器には、地上から射出用のチューブを使って発射し標的を攻撃できる武装ドローン100機が含まれる。計画に詳しい複数の関係者が明らかにした。

　　このドローンは米エアロバイロンメント製の「スイッチブレード」で、急降下して標的を爆撃する。2010年にタリバン掃討のためアフガニスタンに密かに派遣された米軍部隊に配備されていた。長さ24インチ（61センチメートル）弱、重さ６ポンド（2.7キログラム）程度とリュックサックで携行可能なサイズで、コストはわずか6000ドル（約71万円）。

　　米国防総省の高官１人はこのドローンについて、強い攻撃力を持つ武器だと説明しており、「空飛ぶショットガン」と呼ぶ軍当局者もいる。

　　バイデン米大統領は16日、軍事支援の一環としてウクライナにドローンを提供する意向を表明したが、詳細には触れなかった。事情に詳しい複数の関係者は、提供されるドローンがスイッチブレードであることを確認した。

バイデン氏、ロシア「残虐行為」非難－ウクライナにドローン提供

　　16日の米株式市場で、エアロバイロンメントの株価は9.8％高の81.47ドルで終了。終値ベースで昨年11月29日以来の高値を記録した。

原題：U.S. Is Sending Dive-Bombing Switchblade Drones to Ukraine（抜粋）