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米ファイザーと独ビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスワクチンは、1回目の接種後4週間に発症例を大幅に減らしたことが、医学誌ランセットに掲載された分析結果の報告書で明らかになった。
同報告書によれば、ワクチンを投与されたイスラエルの医療従事者の間で、初回投与後15-28日の有症候性感染例は、接種を受けなかった層と比べ85%減少した。大半の医療従事者は予定通り、初回投与から約3週間後に2回目の接種を受けたが、2回目の投与が始まったばかりのタイミングで調査が終わったため、主に1回の投与の効果が示される結果となったという。
イスラエルの研究者は、同国最大の病院であるシェバ医療センターの職員を対象にファイザー・ビオンテック製ワクチンの実際の効果を分析。医薬品やワクチンの有効性を確立するために用いられる標準的な臨床試験ではないが、今回の結果は、できるだけ多くの人に初回ワクチン投与を迅速に行うため2回目の投与延期を推奨する一部の医療当局者の主張を暫定的に裏付けるものとなった。
ファウチ氏、2度目の投与遅れについて「懸念」-新型コロナワクチン
原題:
Single Pfizer Shot Reduced Illness in Israeli Health Workers(抜粋)