ロシア軍、ウクライナ首都近郊で砲撃続ける 避難する家族が犠牲に

動画説明, ロシア軍、ウクライナ首都近郊で砲撃続ける 避難する家族が犠牲に

(注意:きわめてショッキングな映像が含まれます)

ウクライナの首都キーウ(キエフ)から北西約20キロに位置するイルピンの町では、ロシア軍の空爆と砲撃によって多くの住宅やインフラが破壊された。砲撃のあった路上では、避難しようとしていた家族3人と同行していた知人男性が死亡した。

少なくとも集合住宅1棟が攻撃のためほぼ全壊したほか、避難しようとする家族連れの一般市民も攻撃された。

多くの市民はイルピンから脱出しようと、ロシア軍の侵入阻止のためウクライナ軍が破壊した橋を渡っていた。その周辺で、ロシア軍の砲撃が続いた。避難中の母親と子ども2人の少なくとも3人が、橋から続く道路で即死した。現場で取材していた米紙ニューヨーク・タイムズによると、避難を助けて同行していた家族の知人男性も、後に亡くなった(注:リンク先のニューヨーク・タイムズ記事では、亡くなった方々をはっきり写した写真が掲載されています)。

首都キーウに侵攻しようとするロシア軍はここ1週間近く、イルピンを徹底的に攻撃している。

BBCのジェレミー・ボウエン記者が、現地イルピンから報告する。