「2001年宇宙の旅」のモノリスに似た金属板、米ユタ州で発見

画像提供, Utah Department of Public Safety
米ユタ州の砂漠で、金属製の異様な一枚板が立っているのが見つかった。映画「2001年宇宙の旅」に出てくるモノリス(一枚岩のような建造物)に似ていることもあって、話題となっている。
見つかった金属板は長方形で、高さ3.6メートル。ユタ州南東部の人里離れた地域で、ヘリコプターに乗って上空からヒツジを数えていた野生生物当局者が発見した。
当局は、赤い岩の間の地面に設置されていたとしている。ただ、誰が設置したのかを示す形跡は見つかっていないという。
ヘリコプターを操縦していたブレット・ハチングスさんは地元テレビ局KSLTVのインタビューで、「これまでのパイロット人生で遭遇した、最も奇妙なものだ」と話した。

画像提供, Utah Department of Public Safety

ハチングスさんによると、金属板に最初に気づいたのは、ヘリコプターの中からオオツノヒツジを数えていた生物学者だったという。
「彼は『うわ、うわ、うわ、回って、回って!』と言った。それで私が『どうした?』と聞くと、彼は『向こうに何かある。行って確認しないと』と話したんだ」

画像提供, Utah Department of Public Safety

ハチングスさんは、スタンリー・キューブリック監督の映画「2001年宇宙の旅」のファンか、「ニューウェーブの芸術家」がこのモノリスを立てたとみている。
作家アーサー・C・クラークの作品に基づいた同映画には、姿を見せない存在が作った、威厳を感じさせる黒いモノリスが出てくる。

画像提供, Utah Department of Public Safety

ユタ州の航空安全当局は先週、この金属の物体の写真を報道発表で公開。「さらなる調査が必要か」を今後判断するとし、こう述べた。
「どの惑星から来た者だろうと、連邦政府が管理する公有地に、構造物や芸術作品を許可なく設置するのは違法だ」
当局は、この金属板を探しに来て迷ってしまう人を出さないためとして、正確な場所は明らかにしていない。ユタ州南部は地形の起伏が激しいことで知られ、オオツノヒツジの生息地となっている。


これまでのところ、設置者は名乗り出ていない。
同州のハイウェイ・パトロール隊は、ソーシャルメディアのインスタグラムに、「探究心で知りたいのだが、あれは一体何なんだ? 誰か教えてくれないか?」と書き込んだ。
ツイッターでは、さまざまな見方が出ている。
芸術誌アート・ニューズペーパーは、「芸術家の故ジョン・マクラッケンの厚板彫刻に似た不思議な物体が、人里離れたユタ州の砂漠地帯で見つかった」と投稿した。

エイリアンの仕業ではないかと書き込む人がいる一方、「ユタのモノリスは放っておいて、自分たちがすべきことをしよう。私たちの時代における最悪の時期に、エイリアンや悪魔、その他のものを呼び出さないでおこう」と呼びかける人もいる。
