ウクライナの汚職撲滅活動家が死亡 7月に酸かけられ

Kateryna Handzyuk

画像提供, FACEBOOK/UAKATERYNA

ウクライナの著名な汚職撲滅活動家で、7月に酸をかけられて重傷を負っていたカテリーナ・ハンジュクさんが4日、亡くなった。33歳だった。

ハンジュクさんは7月31日、南部ヘルソンで酸をかけられ、全身の40%にやけどを負ったほか、目に重傷を負った。

ヘルソンの市議でもあったハンジュクさんは、ウクライナの首都キエフで11回にわたって手術を受けていた。

同国のペトロ・ポロシェンコ大統領は4日、殺人犯は罰せられるべきだと訴えた。ハンジュクさんの事件ではすでに5人の容疑者が拘束されている。

ハンジュクさんの直接の死因は明らかにされていないが、地元メディアは血栓が原因ではないかと報じている。

ハンジュクさんは、ロシアが支援する分離独立派に対しても抗議活動を行っていた。ハンジュクさんは9月、はびこる汚職と戦うようウクライナ国民に訴える動画を公開した。

動画の中でハンジュクさんは、「私の容姿は悪くなったが、少なくとも治療を受けている」と語った。

「ウクライナの正義よりも確実に良い状態だ。なぜなら誰も治療していないから」

ハンジュクさんの死が伝えられると、ウクライナのソーシャルメディアでは大きな反応があり、多くの人がショックを受けたと語った。

(英語記事 Ukraine activist dies after acid attack)