沖縄で米兵逮捕、酒酔い運転疑い 女性重傷

日本国内の米軍基地の大部分が沖縄県内にある(写真は普天間飛行場)

画像提供, Getty Images

画像説明, 日本国内の米軍基地の大部分が沖縄県内にある(写真は普天間飛行場)

沖縄県警は5日、酒酔い運転の疑いで米海軍のアイメ・メヒア下士官(21)を逮捕したと発表した。

警察によると、メヒア下士官は4日夜、道路を逆走して2台と衝突し、地元の女性が胸骨を折る重傷を負うなどした。NHKによると、呼気から基準値の約6倍のアルコールが検出されたという。

沖縄では先月、地元女性の死体遺棄事件で米軍属が逮捕されており、在沖縄米軍は夜間外出禁令を出している。

多くの沖縄県民は長年にわたって、米軍の大規模駐留に反対する運動を続けている。

沖縄県では米軍基地に対する抗議デモが相次いでいる

画像提供, AFP

画像説明, 沖縄県では米軍基地に対する抗議デモが相次いでいる

米軍は今回の逮捕を受けて、日本の捜査に協力していると述べた。

ドーラン在日米軍司令官は文書で、「深い遺憾の意」を表明し、「事故の被害者と家族に心からのお悔やみを申し上げる。早く回復されることを祈る」と述べた。

米軍属が先月逮捕された事件では、日本人女性の死体遺棄の疑いがかけられており、警察は殺人事件の可能性についても捜査している。

これを受けて、米軍は今月24日までの飲酒規制と午前零時以降の外出禁止を決めた。沖縄県内の米軍基地では24日までの30日間を喪服期間としている。

沖縄県内には在日米軍5万人の半数以上が駐留している。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設が計画されているものの、米軍の兵士・軍属が関わる犯罪事件が相次いだことで、多くの沖縄県民は県外への移設を求めている。

(英語記事 US naval officer arrested in Okinawa for drunk driving)